いつもTweetや質問箱の回答を楽しみにしております、中田ファンと申します。
中田さんのご意見をお聞きしたく質問してみました。
今般、岸田総理の『育休中のリスキリング』発言が所々で批判的な反応を食らっていますが、
私は正直言うとアリかな、と思っています。
私自身、育休中であり今1歳児を見る母です。生後〜半年は文字通り命を繋ぐためにハラハラしながら過ごしました。それ以降は日によりますが、少し自分の時間を1日に1-2時間、計画的に設けることができるようになってきた段階です。大体が夜の寝かしつけ後です。
子供が寝た後や朝に1時間早起きするなどして、スキルアップの時間に充てることは私の場合可能である一方、その時間だけが自由にできる時間でもあります。休みたい気持ちや、ニュースや本をじっくり読みたい、夫と話がしたい、子の為のイベントを計画等など、勉強以外に優先していることがたくさんあり、勉強したい気持ちはありつつ本腰を入れていない状態です。
質問させて頂きたいのは、『育休中のリスキリング』の応援を政府がどのような方法でできるか?です。
中田さんもご存知の通り、子供によって育児のハードさは変わってきます。
個人的に色々考えてみたのですが、私の育児環境をベースにしたアイデアしか思い浮かばず…(託児付きの講座開設を促す、学業目的で託児をした場合は成績に応じて託児に要した補助金が出る等)
これらを考えると、そもそも育休中にスキルアップをしようと思えるマインドにある人と、そうでない人との差を当事者達がネガティブに捉えてしまわないか、また企業や社会側から『育休中にスキルアップをすることが政府から推奨されているのだから…』といったような変なプレッシャーが加わらないかなど、色々思うことがあるのです。
まるっと、中田さんのご意見を伺いたいです。お答え頂けますと嬉しいです。
宜しくお願いします。
恐れ入ります。今回の答弁は「育休”など”様々な状況にあっても自主的に学びたい人」への支援への言及なのでまだ具体的な構想は何もないはずですが、一例として思いつくものとして、既存の教育訓練給付金の拡大(ないし啓蒙)があるかもしれませんね。政府が認めた約1万4千講座の受講料のうち10~40万円を補助してくれるというものです。これ、実は育休中も使えるのですが、そもそもこの制度自体があまり知られておらずに毎年3万人しか使っていないないことに加えて、「育休中も使っていい」ということが明言されていないことにより育休中には使えないと思い込んでいる人も多いようです(そもそも失業者用の訓練と混同している人もいますが、それは職業訓練給付金であり、こちらは働いている人向けの給付です)。既に存在する制度の運用を明言するだけでいいのでハードルは低いのではないかと思っています。
ご参考
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html
起業や社会の側から圧力がかかる問題については別の質問箱で回答しておりますのでこちらをご参考まで。
https://twitter.com/paddy_joy/status/1619364753020977152