2024年05月26日

質問者さん

IL-6 amp とは、何でしょうか? 転写因子NF-kappaBとのことですが、 IL-6そのものも含みますか?

2024年06月01日

はぎーどら(huggy.dora)

はぎーどら(huggy.dora)さん

最近「新しい免疫入門」第2版を共著で上梓された( https://amzn.asia/d/gHdjzVF )村上正晃先生の重要な発見ですね。IL-6 amplifier("IL-6アンプ"ないし"IL-6増幅器")は、非免疫細胞(血管内皮細胞、線維芽細胞など)が、転写因子NF-κBとSTAT3によって同時に刺激されると、個々の転写因子単独によって刺激されるよりもずっと多くのIL-6とケモカインを誘導し、そのIL-6がさらにSTAT3を活性化させて正のフィードバック機構を形成する、という仕組みのことです。なのでIL-6そのものもIL-6 ampの一部と考えてよいと思います。 蛇足ですが、「新しい免疫入門」は、結構アドバンストな内容まで盛られていて、これで入門するのはなかなかホネだなぁという印象です。入門こそ分厚く、そのぶん記載が親切な親切な本で勉強すべきというのは個人的感想で、「標準免疫学」ぐらいのボリュームが欲しいです。

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はぎーどら(huggy.dora)

はぎーどら(huggy.dora)

ただの呪骸(残機1)。膠原病・リウマチ性疾患にチョトダケ詳しい。

個別の医療相談・受診希望の質問(Query)には応じかねますのでご了承下さい。もっとこう、ふわっとしたやつならOKかも。

はぎーどら(huggy.dora)さんが

最近答えた質問

11月22日

こんにちは よろしくお願いいたします。 先日のノーベル賞医学賞受賞者の発表もありましたが、今現在先生が近い将来に(1-5年後程度)に期待している具体的な新しい創薬技術や治療法は何ですか。あるいは5年以内には難しいけれど10年か20年程度で目星がつきそうな技術。先生の専門領域と専門以外でお答えいただけると嬉しいです。

11月22日

続き質問

萩野先生、丁寧な回答をありがとうございました。 先日の受診で主治医からファセンラへの提案があり、即◎と返答しました。 他の基礎疾患への影響も考慮した時、多分いい結果になりそうな気がします。

11月13日

膠原病専攻医1年目です。膠原病と皮膚領域について勉強をするために、先生おすすめの書籍はありますか?