ガソリン税の暫定税率については、どう思われますか？

ガソリンの暫定税率自体はなし崩し的に導入されたものですから、廃止するのはありだと思います。消費税との二重課税問題など制度設計も失敗しています。廃止になれば1リットル当たり25円程度ガソリン価格が下がるので、種々の経済効果も見込めます。 ただ廃止で約1.5兆円の税収を失うのもまた事実です。これらは道路整備などに使われてきたものですから、この1.5兆円をどこからか捻り出さなくてはなりません。さてこの道路整備財源をどうするのか。いくつか方法があります。 ①道路整備財源を一般財源に組み込む。ただ財政の硬直化が著しい状況で、濡れ雑巾を絞って1.5兆円を捻出できるかどうか。選挙対策とはいえ、国民に2万円をばら撒くことでその分を無駄遣いする自民党もアホですね。 ②高速道路料金を値上げする。最も不足する高速道路の整備財源を直接的に調達するものですが、ガソリン料金が減って高速料金が上がってはなんのこっちゃでしょう。 ③環境税を増税する。炭素排出量に応じた課税など。うーむ。 ④走行距離課税の新設。うーむ😥。 ⑤重量税の大幅増税。特にEV車に対する優遇措置の廃止。うむ🫤。 ⑥EV充電への課金の強化。充電器補助金の廃止ではたったの年間300億円の節約にしかなりません。 おそらく応能負担と応益負担双方の観点から③-⑤のいずれかで決着すると思うんですが、ガソリン代を安くした分だけ、別のところで取られているという気がしますね。典型的な朝三暮四でしょう😅。むしろ重税感が増したりして。。。 ガソリン代の高騰の本質は円安ですから、ここのところを解消しないと負担のゼロサムゲームになるだけなんですよね。。。