本気で分からないんですが、なんで近畿圏以外の人は「方言を封印しなくちゃいけない!」と強迫観念を抱くんですか?
なんで方言を話すのが許されないんですか?
もちろん、極端に通じない言葉は使うべきではないというのは分かりますよ。
TPOを弁えるべきなのも分かります。
しかし、日常会話での方言や、方言特有のイントネーションも矯正すべきというのは、なんでなんですか?
方言は生まれ持った特性の1つでしょう?
なぜ恥に思い、理不尽な差別を受け入れるのか分からないです
実体験として、大阪の大学に通っていた時、北海道から九州まで、全国から学生が集まっていましたが、それぞれ好きな言葉を喋っていました
方言を馬鹿にする人などいなかったし、むしろクールでかっこいいね!あなたの地元のこと教えてよ!と仲良くなるキッカケになっていました
色んな方言が自然に混ざるのも楽しんでいました
そんな私からすれば、方言は直すべき、許されないという意見は、ただの相互不理解、不寛容、排他主義だと思うのですが…
なぜ「方言は許されない、封印しない方が悪、嫌われて当然」となるのですか?

ジロウさん
言葉は平等であるはずなのに実際には平等ではなく、世の中を生きていく上である言葉を話せないと不利になったり、逆にある言葉を話していると不利になったりするからです。いつの時代もいつの場所も、その社会でもっとも経済的・政治的なパワーをもった集団の言葉が「標準」とされ、それ以外の言葉は格下のものとして差別されます。日本もかつて沖縄や朝鮮半島を支配した時に彼らの本来の言葉を厳しく弾圧してきた歴史があります。民主主義や人権意識、多様性への意識の高まりの中で少しずつ「それではいけない。言葉は平等であるべきだ」という考えが広まっていきましたが、まだまだ現実は理想通りにいかない、という状況についての話ですね。