Netfilxのビリオンダラーコードというドラマを見ました。
ART + COMがGoogle Earthのアルゴリズムの発明者として権利を主張し裁判をする実際の訴訟事件を題材にしたドラマです。
りおぽんさんならここで出てきたテラビジョンとか体験した事がありそうな気がするんですが、どうですか?
また、ドラマのようにアメリカ国外の企業に裁判を起こして、権利を勝ち取っていくのがアメリカの企業だと聞いた事があるのですが、日本にいるとあまり実感できません。アメリカならではなのでしょうか?それともグローバルにそういう世界なのでしょうか?
りおぽんさんの考えを聞きたいです。

酔象庵主人さん
「ビリオンダラーコード」というドラマは未見です。Art+comのテラビジョンはご指摘のとおり、体験したことがあります。Google Earthが発表される数年前の話で、確か京都で開かれたインターネット技術に関する国際的な会合に付設されていた展示会だったじゃなかったかな。正確な年号は覚えていません。でも、これはすごいと思って大騒ぎした記憶があります。確かこの展示会でテラビジョンは相当注目されたはずです。これも正確な記憶ではないんですが、ウェザーニュースとかの日本企業と共同発表だったと思います。もしこれがGoogle Earthに先んじて普及し、日本のベンチャーが絡んでいたら、すごいことになっていたんじゃないかと今でも思います。
著作権や特許権をめぐって訴訟になり、激しく争うのは、別に米国企業に限らず、世界では当たり前のことです。だから国際企業はまず間違いなく、強力で優秀なリーガル(法務部)を抱えています。契約はもちろん、開発などに関するあらゆる手続きでリーガルのレヴューをパスしてからでないと一歩も動けないのが普通です。日本企業でもやっているところはありますが、攻めというより守りの法廷闘争をするケースが多いという印象を持っています。
世界に出ていけば、周りは敵だらけの、弱肉強食が当たり前なんですけどね。