初めまして、パスカルグロスが気になって仕方ないブンデス界隈の者です。初めて質問させていただきます。 パスカルグロスは既にドルトムントに欠かせない選手になっており、特にビルドアップの組み立てが素晴らしいです。 そこで彼のブライトン時代の役割やできること/できないことを教えて頂けますでしょうか。 ざっくりとした質問で恐縮ですが、お手隙の際に回答頂けますと幸いです！

ドルトムントサポの方ですか！ いつもグロスがお世話になっております。 ポジション的な出来ることで言うと、GK/CB/WG/CF以外はプレミアで公式に出場記録あります。まずはそのぐらいマルチです。 ポジション的な話はこのぐらいにして、僕が思う出来ること・出来ない事を能力的な要素で書き出して行きます。 ただ、長くなるのでご容赦ください。 多様な性質を持っているので、端的に書いてもこのぐらいになってしまいます。 ①SB時 ・非保持SB→保持時SB、ボランチ、8番と多様な運用が可能。 ・アスリート能力は無いので、攻守共にタイマン性能で対面を圧倒するデュエル能力は皆無。むしろそこは収支マイナスと読んでほしい。 ・ただし、サボる事はなく遅いながらも常に走り続けため試合を通じた走行距離はチーム1、2。 相手WGがついて来れないほどの列移動やオーバーラップは充分可能で攻撃面での収支はプラスに転じやすい。 ・グロスターン(クライフターン)を駆使つつ、対面の足を止めながら、ラストサードでのセンタリングやアーリークロス、スルーパスなど、相手に合わせてタイミングを待てる。崩しで決定機を作れる。 ・逆サイドボール時などにするすると上がってクロスビデオターゲットになるなど、FW化してペナ中に入っていく受け手ムーブも割と出来る。 ②ボランチ時 ・基本的にはダブルボランチの一角として運用マスト。ワンボランチ不可＆グロスより守備強度高い人が欲しい。 ・ゲームメイクはビルドアップ隊として安定した運用が可能。CB間に落ちて擬似3バック化し、両SBを上がりやすくさせたりするムーブは割とお気に入り。 ・ビルドアップが成功しラストサードに入ると8番化してボールホルダーと絡んで起点になったり、バイタル周りでミドルシュートやラストパスを狙う動きも得意。 ・アスリート能力は低いため、被速攻時の背走性能はミジンコ。背後取られたらもう二度と追いつけないと思っていい。基本的にピッチ上で最も足が遅いと思っててほぼ間違いない。 また、タイマン守備性能も低い為、マークには付くがボールを奪うことはまずない。 ・守備時にもサボらないので、前プレスなどでガンガン走っていくのは得意。 ・基本的にはボランチ起用して6→8番運用がグロスの分かりやすい使い方の代表例1だと思う。 ③IH/セカンドトップ ・8番→10番も運用可能。保持非保持問わず10番も可能。 上述の通り、バイタル周りのパス能力やシュート性能は割と高く、また被速攻時の背走性能も問われにくくなる為、個人的にはこちらの方がグロスの価値を引き出せると思う。 ・また前目に置くと前プレスへの積極性や行く行かないの判断の精度も高いので、サボらないで汗をかく献身的な守備、と守備能力が評価ポイントになるのが良い。 ④総合面 ・年齢的な衰えは僕が見る限り微塵も感じない。 ・足の遅さやフィジカル面での弱さは感じるが、それは5年前から変わってない。(むしろ若干良くなってる気も) ・決して個人主義タイプじゃないので、周囲へのコーチングや焚き付ける咆哮など、周囲へのバフもあるタイプ。 ・得意ポジションは「スタメン」と言うぐらい、使ってくれるならなんでもやりますというタイプ。いい意味で美学が無い。勝てればなんでもやるし、やれると思う。 ドルトムントでどのポジションをどの程度やるかは分かりませんが、ポジション事の特徴を書く中で特徴やスキルが伝わればと思いました。 重複した特徴は抜いているので、SBの記載が長くなってすみません。 良い子ですし、幼少期からの憧れであるドルトムントに誘われて鼻息も荒いと思いますので、是非愛してあげてください。 テクニカルで技巧派に見えるかもしれませんが、全くサボらず、年間の稼働率も異常なので、本当にピッチに全てを捧げ置いてくるタイプでもあります。 身体能力を除けば、本気でデブライネやクロース級の選手だと僕は思ってます。