2024年05月27日

質問者さん

ご自身の鬱の経験から、ドキドキ文芸部のサヨリについてどう思われますか?

2024年05月27日

LYNX Tsukkaidesu

LYNX Tsukkaidesuさん

・朝遅刻する ・普通の人間だと取り繕う ・幸せを他人本位として考える ・「(主人公)にとって私が必要なくなる日も近いね!」というセリフ ・詩の単語を選ぶ際、二極化されているワードに反応する 序盤でのこういった描写から、配信内で言及こそしなかったものの何かしら病んでいる兆候は見て取れました。これは自分がほぼ同じ経験をしているからこそ気づけたことでもあり、一連のイベントでかなり感情移入したキャラクターになったと思います。サヨリの結末についてですが、サヨリは遅かれ早かれあの最期になったのだと思います。生きていくことは、他者との関わりを増やしていく営みであり、それは同時に様々な人から受け取る想いを咀嚼していくことです。この大部分を重圧だと感じてしまうのが鬱病です。「他人から気にかけられて、自分に時間やお金、労力を割いてくれるくらいならいっそのこと自分が消えてそのリソースを他のことに割いてほしい」、これは常々私も感じていることでありサヨリに最も共感した部分でもありました。文化祭前のユリ/ナツキとのイベント後、サヨリが自宅に来て告白をされるシーンの2択は、初見の時正直どちらも選びたくはなかったです。僕がサヨリの立場であればそう思うと同時に、かといって何かしら返事は欲しいというダブルバインドを抱えているというのがあの時点でのサヨリの心境なのでしょう。告白にOKした場合、サヨリは好きだった幼馴染とようやく結ばれ人生での絶頂を迎えることになりますが、それは同時にこれ以上の幸せは無いのではないかということを実感させる契機にもなります。これがサヨリの鬱にとって決定打となったのだと思います。この時の主人公は、鬱病を抱える人間にとって、幼馴染として、友達から彼氏になった男としてこれ以上無いほど良い対応をしていたと思います。ですが、翌日の行動が最大の問題点であり(私にとっては不可解でもあった)運命を分かつ行動でした。モニカの「今朝まで宙ぶらりんにさせちゃって」のセリフで懸念が確信に変わり身の毛がよだつ鳥肌が立ったのを今でも覚えています。そこからはもうゲームを進めるのが本当にきつかったです。案の定サヨリはこの世の者ではなくなっており、彼女が鬱病だと知りとても共感し、救いたいと思ったのにああなってしまったことでとんでもない精神的ダメージを食らいましたが、それを見たことでむしろ少し安心感を覚えた自分もいます。ようやくサヨリは解放されたのだと。事後、主人公が後悔していたように「いつも通り」朝一緒に学校へ行き、「いつも通り」学校生活を送り、「いつも通り」を少しづつ積み重ね繰り返していたなら、少なくともまた結末は違ったと思います。だとしても、サヨリは結局同じ最期を迎えると思います。それが高校卒業後にしろ、主人公と更に関係が深まる/無くなるにしろ、いずれ同じ道を辿ると思います。これは僕も薄々そう感じていることでもあるからです。なんとなくですがそう感じます。4週目に入りサヨリが部長となったことで、ゲームの支配権がモニカからサヨリに移りかけましたが、モニカのように他人の闇を曝し相対的に自分の株を上げさせるという回りくどいやり方と違って、サヨリは初日から自ら直接的に手を下し主人公/プレイヤーと永遠を過ごそうとしていましたが、やっていることは恐ろしいもののサヨリのやり方の方が余程好感を持てます。僕にとってドキドキ文芸部のヒロインはサヨリ、次点でモニカです。

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選ぶのはいいことだ 選ばないやつとは敵にも味方にもなれない / VALORANT for @LYNX_e_sports @VoltaicHQ @aleksandarosa

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