息子は現在中1です。 小学生時にはプロ野球選手を目指すべく学童野球に打込みました。親である私も全力でサポートし、ほぼ毎日一緒に練習しました。その甲斐あってか昨年末にプロ野球ジュニアトーナメントに出場するまでになりました。もちろん、その他関わってくださった方々のおかげもあります。中学に進むに当たり進路に悩みました。私としては息子に教えられる限りは尽くしたと思い、こっから先は本人次第の頑張りで成長した方が良いのではないかと考え、思い切って県外の私立中学で寮生活を送りながら野球と勉強の両立とゆう選択をしました。中学から家を出ることが果たして良かったのかはまだ分かりませんが、佐藤さんはこれについてどう思われますでしょうか？

息子さんの進路が良かったのかどうかを決めるのは息子さんが（子育てのゴール地点でもある）社会人になってからのことだと思いますので、親御さんに必要なことはその親子さんで決めた進路の『意味づけ』の作業のほうかと思います。これから息子さんが親元を離れて中学校生活や中学での野球活動を送るにあたってのこの親御さんの『意味づけ』の作業のしかた次第で、息子さんが社会人になったときに、 Ⓐ中学から家を出て良かった Ⓑ中学から家を出ないほうが良かった ⒸA/Bどちらとも思えない結果になった と判断できるのだと思います。 また、息子さんがこれから学校生活や野球活動を送る上でのメンタル面に必要なことが、 ⓵自らが希望して進んだ進路なのか ⓶その際の動機や目的はどのようなものなのか（内発的動機づけがどのくらいあるのか） ⓷その目的を達成するために、どのような目標設定と課題設定がされているのか ⓸学校生活や野球活動をしていくと自然と発生するであろう『問題解決』や『困りごと/悩みごと』に対して真っ直ぐに向き合えるだけのメンタリティはどのくらいあるのか（自己肯定感やレジリエンスといった逆境をはね返すメンタルはどのくらい兼ね備えているのか） といった要素があるかと思いますが、これらの要素を親御さんとこれまでに（そしてこれからも）どのくらい話がされているのかが大事なことなのではと思いました。 以上の2点についてが、ご質問を拝読してみて最初に気がついた点になりました。