佐藤さんのご両親とどのようにして和解というか折り合いをつけたのでしょうか。自分も折り合いをつけたいのですがこちらがそういう態度を見せると「自分（私の親）が子供（私）にしてきたことは正しかった」と言わんばかりの態度で頭ごなしに何でも話してくるため、死ぬまで関わりたくないなと思ってしまいます。

私の場合は私自身が社会人となり精神的にも大人になることで、両親の生い立ちや性格に対する理解を進ませることができるようになりました。そしてその、両親の生い立ちや性格を理解できるようになると、相手の発言を許せるようになったり、相手の行動を認めることができますので、相手が何を言おうと/どんな行動をしようと、 「まぁ相手はああいう生い立ちの結果、ああいった性格になった人なのだから、相手は性格を変えることがないのだし、しょうがないよな…」 などと考えるようになりました。 その結果、相手に期待をしすぎて相手が自分の思いどおりにならないことが原因のストレスや、相手のことを理解できないことが原因のケンカが起きなくなるんです。 要は、 “自分が感情的にならずに、今の自分の思考や行動をどのように変えたら自分のメンタルを安定させることができるのか” という論理的な思考を持てるようになったということです。 心の流れとしては、 ⓵相手の性格や生い立ちへの理解をする ↓ ⓶相手の発言を許したり/行動を認める ↓ ⓷相手に期待をしなくなる ↓ ⓸相手が変わらないことによるストレスを発生させなくなる ↓ ⓹相手のことを理解できないことが原因のケンカが起きなくなる ↓ ⓺相手と距離を置いて接することができるようになる というプロセスを経ていたのではないだろうかと思います。つまり私の場合は『和解』というものの達成ができてはいないのですが、（相手を変えようとするのではなく）私自身の思考や行動を変えるという⓵〜⓺のプロセスを経ることはできていたのだろうと思います。 質問者様からのご質問内容を拝読するかぎりでは、質問者様も⓵〜⓺のプロセスがほとんど経過することができているのではと思います。その結果が、 “死ぬまで関わりたくないな” （できるだけ関係性をもっていたくない、距離を置いておきたい） という⓺のプロセスに至ったということなのではないでしょうか