今年4月より新卒でコンサルタントとして働き始めた者です。いつも中堅さんのツイートを拝見し、勉強させていただいております。 現在、新規事業戦略検討PJにアサインされています。市場のポテンシャルを見極めるために統計データの存在しないニッチな領域の市場規模試算を実施したのですが、データが存在する領域の数値と整合させるのに苦戦し、上司や先輩にも多大な迷惑をかけてしまいました。 このような「ないデータを作る」力は市場規模の試算に限らずコンサルとして求められるスキルの一つと認識していますが、強化するにはどのような勉強が必要でしょうか？現在はフェルミ推定に関する書籍を読み直して勉強しているところですが、この方向性に誤りがあればお教えいただきたいです。 よろしくお願いいたします。

質問者さんのレベルによりますが、おっしゃる通り、基本的な考えとしてはフェルミです。 断片的なデータでドライバを設定して、被説明変数(質問者さんの場合だと「市場規模」)を説明していくわけです。この段階で、市場規模＝製品Ａの単価＊〃販売数＋製品Ｂの…みたいな因数分解レベルで躓いているとするなら、フェルミの問題ですね。 そのうえで、次のレベルとして、お書きいただいているような「データが存在する領域の数値と(の)整合(性)」が問題になって苦戦しているのだとすると、フェルミ推定力以上の「数字の解釈力」が要求されます。これはかなりハイレベルです。 単なるフェルミ力だけではなく、それを土台とした「コツコツと情報を紐解いて、ロジカルに物事をくみ上げる力」が試されます。 ちょっと例も交えて解説してみましょう。