職場の女性(40代)Aさんの旦那さん(40代)が製造業で働いているのですが、同じ工場内で異動になったらしいです。異動先は今より給料の下がる部署らしく収入が下がり迷惑を掛けるから離婚しようと言われたそうです。
異動も、とあるトラブルを押しつけられた結果によるものらしく旦那さんは、「もうこんな信頼されていない職場は夏のボーナスを貰ってから退職する」と言っているみたいです。県外で働きたいから引越しもすると言っているらしいです。旦那さんは会社に裏切られたと涙していたらしいです。
離婚しようと言っているのは急な異動でパニックになっているだけだと思うので、Aさんがしっかり旦那さんのメンタルを支えてあげてください。どこまでもついて行くからと伝えてあげてくださいと話しをしたのですが、Aさんも涙してメンタルがやられている状態です。
僕(30代)はAさんの旦那さんとも顔馴染みなのですが、年下の僕が今出来る事ってなんでしょうか?引越しとなるとAさんも退職となるでしょうが、それは全然いいです。勢いで離婚だけはなんとしてでも止まらせたいです。

徳田神也さん
旦那さん、離婚を言い出したのは忸怩たる思いと、「ヤケクソ表現」だと思います。
実際には手を取り合って頑張る、助け合えるのは奥さんしかいないはずですし、消え入りたい衝動を吐き出す相手もまた、奥さんしかいないという証拠ですよね。
もはや会社に恨みごとをいくら言っててもしょうがない段階です。
そもそも会社というのはそういう性質のものですから、多くの人らがなぜか一生のご奉公を確定させたつもりで便利な家畜に成り下がってしまっている現実に、気づけるのは今回のように理不尽な、異動の辞令があった時なのかも知れません。
まだ40代、早く気づけて良かったんじゃないでしょうか。
涙するのもいつまで?っていう感じで、いずれ奮起されると思います。
他人としては基本、見守るしかありませんからね。
さて、あなたが出来ることはやはり、少ないと言えるでしょう。
奥さんへの助言、あまりすると逆効果です。
なぜなら「どこかで入れ知恵されてきた」という勘ぐりが、旦那さんに発生するからです。
現時点ではとてもストレスフルな状態で、これからそれが精神や体力に影響を及ぼし始める可能性すらあります。判断力が落ち、体力が削られて行きます。
実は無限の慈悲で包んでほしい、という幼児のような願望を奥さんに抱きつつ、その反動で離婚しようなどと言い出し始めているわけですから、次は奥さんの優しさが反射して、体調に変化が現れます。
そんな時、「彼(あなた)が言ってたんだけど」などという奥さんからの助言が、精神にプラス働くとは思えません。
極端に言えば「なんであいつ(あなた)の言うことを優先しなきゃならないんだよ」という強い反発すら、呼び起こしかねないでしょう。
あなたが、職場の女性を支えよう・助けようと頑張れば頑張るほど、旦那さんから頑なな反応を引き出すことになってしまいます。
奥さんと話す機会があるのなら、「あくまで一般論として」の、「人生って色々あるんですね」的な、「僕は楽観してますけどね人の一生については」というような、「何とかなるでしょう」方面に向けた、「気楽な青年の一面」を見せておくことがあなたに出来る、唯一のことだと思います。
それで奥さんに、「まあそうよね。なるようになるよね」と気楽に考える思考回路が増えて、悲壮な思いの旦那さんがそれを部分的に受け取り、諦めの中に次の希望の種を見出すことが出来たら、他人としては成功と言えるのではないでしょうか。