5500億ドルの投資について、自民党内部から情報を発信している「よもやま」さんによると、
よもやま
@kokkai_kengaku
日本側の投資支援の内容
◯主体:国際協力銀行など日本の政府系金融機関
◯内容:出資、融資、政府保証
◯対象:半導体や医薬品、造船やエネルギーなど経済安全保障にとって重要な9分野の対米投資プロジェクト(日米経済安全保障の深化)
在米の米国籍企業に限るとの項目はありませんので、対象の性質から言って、在米日本企業への投資が中心になるでしょう。でしたらこの規模の「投資」は今までより少し増やす程度の経済活動の範囲ではないかと思います。
と解説されているのですが如何でしょうか?
https://x.com/kokkai_kengaku/status/1947950674555064804
昨年の日本の対米直接投資額は確か8200億ドルぐらいだったと記憶しています。うち3900億ドルぐらいが製造業への直接投資です。この方がおっしゃる通りだとすると、この5500億ドルという数字はどこに組み込まれるんでしょうね。8200億ドルの内側では米国にとってゼロ回答です。一方、8200億ドルに5500億ドル増やすということであれば、相当大規模な増額になります。
この方の他のポストを読むとお米についてもミニマムアクセス米の増枠だけであるとおっしゃっています。もしこの方が言う通りであれば、米国にほとんど譲歩することなく、ゼロ回答に等しい状況で米国の合意を引き出したことになります。
ただこれだけ重要な交渉で、共同声明に先立って、たかだかイチ自民党職員が、その機密情報をツイッターでポストできるとはちょっと思えません。やはりこの方も推測の域を出ないんじゃないですか?