移籍金についての質問です。
サッカー文化に明るくないのでお尋ねしたいのですが、移籍金ってつまりは契約破棄に対する違約金という解釈で合っていますか?
私としては、本来なら契約関係にある選手側が現在の契約を破棄して別のクラブへと契約を結ぶ際に、現所属クラブへ払われるべき違約金を移籍先クラブが肩代わりシているというイメージを持っています。
ただ、この解釈だとクラブ側が選手を売りたがっていて移籍が決まる場合選手に移籍金が渡る訳でも無いと思うので、ちょっと違うのか?となっています。
クラブが売りたがっても個人合意が成されないと成立しないので、その場合については問題視されていないということでしょうか。

じらイトンさん
ご認識の通り、移籍金は「現契約を結んでいるクラブに契約破棄をしても良いと思わせるに足る違約金」という理解で合ってます。
建前上は、現契約の契約者である選手が現所属クラブに払うことになっていますが、実務的にはクラブ間で送金しあいますので、選手に100億円を振り込んだりはしません。
クラブ側が売りたくとも、選手側に拒否権はあります。
先日もイゴールの移籍についてブライトンとコモの間には買取義務付きのローンで合意出来ていましたが、イゴール本人がプレミアでのプレーにこだわって拒否し、パレスやウェストハムへのローン移籍騒動に繋がりました。
クラブが売りたがっていようが選手が出ていきたくなっていようがどちらの例でも変わりはなく、
①現契約クラブと新契約クラブの「クラブ間合意(主に違約金の額やボーナスの金額条件等)」
②現契約クラブと選手個人の「契約破棄合意(移籍することそのものへの合意)」
③新契約クラブと選手個人の「個人間合意(新契約内容の合意)」
の3点は全て欠かさず揃わないと成立しえません。
そうお考えいただくとどのパターンでも同じとお分かりいただけるかと思います。
説明に不足や意図が汲み取れてなければ追加でご質問ください。