バルサアカデミーの件、私にはすごく腑に落ちました。見方によれば夢を壊す発言かもしれませんが、嘘をついてもいけないですし。 ゴリさんこと森山佳郎さんも、U17代表のキャンプの始めのミーティングで、「今回集まった選手の中で、将来プロとして生き残る事のできる選手は殆どいない。それだけ厳しい世界なんだ」と仰られていたそうです。

それは森山佳郎さんがU17代表の監督で、U17代表の選手たちにそのような言葉をかけたら全員のやる気が出るだろうと判断をされたから仰られたのではないでしょうかと思いますし、U17代表の選手たちはそのタイミングで森山佳郎さんにそのような言葉をかけられたから気を引き締めて自分のやる気を奮起させることができたのではないでしょうか。 あなたが森山佳郎さんに憧れて、自身の選手たちにそのような言葉をかけたくなる気持ちもわからなくもないですが、まずはあなたは（森山佳郎さんではなくて）あなたなのであって、相手の選手たちはU17代表の選手ではないことの、自己理解や他者理解に努めてみてはいかがでしょうかと思います。 それができれば、目の前にいる選手たちにいつ・どんな言葉をかけたら選手たちのやる気を奮起させることができるのかがよりよくわかるようになるのではと思います。 仰ることはわかりますが、 “自分のかける言葉が「刺さるかどうか」は、相手の選手が決めることだ” ということを子どもになにかを指導する立場の人でしたら予め理解しておくと、相手の子どもにもよりよく刺さる言葉をかけられるようになるのではと思いますよ。