ザムストのカスタムインソールをアルペンで作ったのですが、立ったまま足形を取るようにして作りました。Northwest Fitは横になった状態で採型してくれました。あ、これはアルペンではなく別のお店です。違いは何でしょうか?ザムストのインソール、友人に勧められてお値段も手ごろだったので、試してみたのですが、土踏まず部分が当たって違和感があったので、質問してみました。アルペンの人はNorthwest Fitは知らず、立ったままで足形をとるようにするのが、いいのか悪いかのもご存じないようでした。
ご質問ありがとうございます。ザムストのカスタムインソールがどのようなコンセプトで、立ったまま採型されているのかは他社メーカーのことなので、詳細は存じ上げません。
他方、NWPL(Northwest Podiatric Laboratory)社のファンクショナルインソールについて、カスタムインソールを製作することは以下のような(下肢)バイオメカニクスの考え方に基づいています。
機能的な変化を求めるインソール(=ファンクショナルインソール:足の動きを最適化するサポートを提供するインソール)が必要な場合では、荷重・半荷重状態で採った採型では正確な対応は難しいというのが一般的な理解です。
その理由は、荷重をかけた足はすでに代償運動をされた状態であるからです。
代償運動については以下をご覧ください
足ナビ:足元から健康を実現するための航海図(2022年9月15日更新)
https://ashinavi.com/ashinavi_nauticalchart/
代償によっておこる障害を予防することがファンクショナルインソールの役割ですから、すでに代償運動がおこった状態で採った型では、その代償運動を予防するためのファンクショナルインソールを作ることはできません。
そのため、アメリカの足病医がファンクショナルインソールを製作する場合には、無荷重状態での採型が一般的です。
NWPL(Northwest Podiatric Laboratory)社でフルオーダーのファンクショナルインソールを製作する場合には、iPadやiPhoneを用いて、デジタル石膏を作ります。その場合も無荷重状態で採型を行います。
ㅤ
つまり、足本来の動きの実現をサポートする、その結果、足に起因するトラブルを解消する、という観点からは、無荷重状態で足を整えた状態で採型することが必要ということです。この点で、ザムストのカスタムインソールとは全くコンセプトが異なっている可能性が高い、ということは申し上げることは妥当だと思われます。