01月20日

質問者さん

スニーカー文庫から待望の"このラノ1位"作品が受賞されたこと、心よりお喜び申し上げます。 現在、カクヨム発の作品が賞レースでの受賞や映像化を果たし、大変注目を集めております。一方で、ライトノベル業界の将来について懸念を抱いております。その理由は、出版社や編集者が作家を育てるプロセスを軽視する風潮が広まるのではないかと危惧しているからです。 具体的には、カクヨム発の受賞作品は、完成度の高い作品を「セリ落とす」形で選出するにすぎないのではないか、と感じています。 ナカダさんは、このような現状にどのようにアプローチすべきだとお考えでしょうか? やはり、投稿サイトから完成された作品を探す方が人的リソースを必要とせず、今後も主流になるとお考えでしょうか? ご意見をお聞かせいただければ幸いです。

01月21日

ナカダ(スニーカー文庫)

ナカダ(スニーカー文庫)さん

ありがとうございます!(文庫・総合新作といった部門の話もありますがハルヒ以来ですね) いただいたご質問・ご懸念についてですが、 ストレートな回答にはならないかもなぁと思いつつ回答いたします。 2つほどご質問の中でナカダの考えと違うかも?と感じる点がありました。 1つ目は、「編集者が作家を育てる」という発想です。 ご質問を受けて考えてみたのですが、少なくともナカダにはそもそもあまりない考えでした。 というのも、1冊の本を作る時に作家と編集者の間には立場の上下はないような関係のほうが好ましいだろうと考えており(むしろ厳密に考えれば原作者である作家が立場は上ですね)、編集者が作家を育てるとか教えるといったことは無いように思います。 もちろん、こうしたほうが企画・キャラ・物語等が良くなるのではないか?といった提案をさせていただくことはありますが、そうしなければならない・それが正しいといったことは考えていません。 (互いの経験とかキャリアの差によって主導権をどっちが握りがちかみたいことは生じてしまうかもしれませんが。) 別の質問に対して回答したことがありますが、原稿の最終責任・評価はクレジットに名前が載らない編集者ではなく作家が負うものであるとも考えています(出版社・編集者に何も責任がないということではありませんが)。 原稿だけでなく、最近のトレンド・売れ線・キャラ・物語・その他雑談等々で何かを吸収・咀嚼して作家自信が「育つ」お手伝いができたら嬉しいなとも思いますが積極的に「育てる」といったニュアンスではないということですね。 2つ目は、「完成度」ですね。 カクヨム(やなろう等別のWEB投稿サイト)の作品がすべて「完成度」が高いとも思ってませんし、WEBから書籍に落とし込む必要がある作品が大半なため、そういう意味ではむしろ「完成」しているといいづらくないかな…?といった違和感がありました。 少なくともWEBに投稿されている作品は完成されているから「人的リソースを必要とせず」楽だといった感じはあまりないですね。 質問内容にはありませんが、いわゆる新人賞受賞作や企画から開発するような作品と比較されていると思うのですが、別の大変さがそれぞれあるなと思っています(これらもWEBを経由することも増えてきましたし明確な区別もしづらくなってきているなとも思います)。 実際にナカダが打診を差し上げる時に、WEBの原稿そのまま・ほんの一部だけ変更でといった提案をしたことはなかったと記憶しています。 やや繰り返しになりますが、編集者が完成している/していないという判断をして、それに伴う提案・相談を差し上げたとしても、最終的にそれを採用する/しないの判断は作家が行うことになりますしね。 回答になっているかというと微妙ですがナカダの意見をということだったのでこんな感じです~。なにかしらの参考になれば幸いです…!

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ナカダ(スニーカー文庫)

ナカダ(スニーカー文庫)

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ナカダ(スニーカー文庫)さんが

「いいね」した質問

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2022年07月11日

初めて質問させていただきます。もう10年ほど小説を執筆しておりますが、一向に賞が取れません。今年のスニーカー大賞(前期)に応募した自信作が一次で落選してしまいました。 執筆に当たってどういうところを意識すべしか、何かアドバイスをいただけませんでしょうか? また、スニーカー大賞前期で落選した作品を改稿して、後期に応募しても構いませんでしょうか? よろしくお願いいたします。

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2022年06月17日

公募の新人賞に応募して賞に引っ掛からなかった新人に、編集者が担当につくことなどはあるのでしょうか?

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2022年05月25日

初めまして! いつもツイート拝見させていただいております。 私はとある小さなレーベルに最近入社した駆け出しの編集者です。 ライトノベルは昔から読んでいて、その他コンテンツにもある程度の造詣があると自負しているのですが、現在のライトノベルのトレンドだけはあまり理解できていません。 もっと言うと「今売れるライトノベル」というものを分かっていない状況です。 そこで、すでに最前線で活躍されていて、ヒット作を作っているナカダさんに下記質問にお答えいただければありがたいと考えております 1) 今「売れる」ライトノベルとはなにか?(トレンドなど) 2) ライトノベルを作る際に気をつけていることはなにか?(売れる本にするために気をつけていること) 3) 次に流行りそうなジャンル、企画 ぜひ、教えていただけると嬉しいです! お忙しい中ご一読いただきありがとうございます。

ナカダ(スニーカー文庫)さんが

最近答えた質問

02月18日

新人賞やWEBコンテストを見ていると上位(金賞など)の賞を取った作品が早々に売上不振で打ち切りとなったにも関わらず、下位(特別賞)の賞を受賞した作品の方が打ち切りにならずに続いているケースをたまに見ます。 普通に考えて上位の賞を受賞した作品の方が売れると判断されたためその賞を与えられると思うのですがなぜ逆転現象が起きるのでしょうか?

02月05日

初めまして、失礼します。 しがないラノベ作家志望なのですが、最近「ラノベ作家志望系」としてYouTubeを始めました。 投稿動画の傾向は、自分の書いている作品について語ったり、賞に出した作品の振り返り、賞の結果を話したりするものです。 気になっているのはここからで、こういった作家になる前のYouTubeへの動画投稿などがネット小説の書籍化、公募受賞などにどれだけ影響するのか、ということになります。 こういった動画投稿などの行動はあまりよろしくない、みたいな声も聞いたことがあるような無いような気がして…。 お忙しいところ申し訳ございません。気になったので回答いただけると嬉しいです。

01月21日

スニーカー文庫から待望の"このラノ1位"作品が受賞されたこと、心よりお喜び申し上げます。 現在、カクヨム発の作品が賞レースでの受賞や映像化を果たし、大変注目を集めております。一方で、ライトノベル業界の将来について懸念を抱いております。その理由は、出版社や編集者が作家を育てるプロセスを軽視する風潮が広まるのではないかと危惧しているからです。 具体的には、カクヨム発の受賞作品は、完成度の高い作品を「セリ落とす」形で選出するにすぎないのではないか、と感じています。 ナカダさんは、このような現状にどのようにアプローチすべきだとお考えでしょうか? やはり、投稿サイトから完成された作品を探す方が人的リソースを必要とせず、今後も主流になるとお考えでしょうか? ご意見をお聞かせいただければ幸いです。

ナカダ(スニーカー文庫)さんの

人気回答質問

2023年05月11日

新人賞オンリーで投稿しようとプロットを書いている最中です。聞く場所を間違えているのかもしれませんが、「小説家になろう」や「カクヨム」の人気作のような書籍何巻分にもわたる大長編を連載されている作家さんは、どうやってプロットを書いているのでしょうか?書籍化デビューされた方から、どのような創作手順を踏んでいるか聞いた事ありますか?

2023年03月24日

ライトノベル作家志望で、長編小説を二十数作品書いたことがある者です。 プロの作家様と編集者様の打ち合わせでは、新作を作る時、十個以上の企画書を提出し比較検討して一つに絞ると聞き、納得すると同時に驚いたことがあります。 というのも、自分は納得のいく企画書を一つ作るのに一ヶ月、場合によってはそれ以上かかるからです。一つの展開やアイデアを思いつくのに数日かかり、思いついてみればすごく単純でありふれたもので、なぜ気づかなかったのかわからない、みたいなことはしょっちゅうです。また書きたいテーマやコンセプトを思いついたところで、それに相応しいストーリーやキャラクターや世界観を探すのにとても苦労します。そうして頭を抱えていると、一ヶ月が余裕で過ぎてしまいます。 そういう状態ですので、プロの方々はそれだけの数の企画書をどうやって作っていらっしゃるのか知りたいです。慣れもあるのでしょうが、何かコツなどがあれば教えていただきたいです。 作家様に聞くべき質問かもしれませんが、もしよろしければ回答をお願いします。

2023年05月09日

カクヨムからのスニーカー大賞に応募した場合、作品の★やフォロワー数、ランキングなどは選考の判断材料になりますか? 応募しようと思っている作品がカクヨム上で結構数字が取れているものなので、少しでも有利になるのであればカクヨムから応募しようと思ってます