MARCH文系卒、アラサー特別区職員です。 異動の度に全く異なる分野の仕事をするような働き方が得意ではないと感じております。 専門職のように特定の分野で経験を積んでいく働き方に魅力を感じ、不動産鑑定士の勉強をしています。 仮に合格できた場合、転職を考えていましたが、大きな病気に罹ってしまったことで、公務員のメリットを身をもって感じることとなり、気持ちが揺らぐことがあります。 公務員としてのメリットを享受するために現在の働き方を続けるべきか、資格を目指すべきか、ぜひ文京ダディ様の考えを伺いたいです。

体調を崩されたとのことでしたが、文章からご回復に向かっているようですので、まずはおめでとうございます。 さて、ご質問としては、異動の多い仕事内容に不満はありつつも、待遇面などを考えると公務員からの転職に躊躇して資格取得や転職に踏ん切りがつかないがどう考えたら良いか、ということだと思います。 結論から言うと、資格取得は目指しつつ、公務員や公的機関への転職を目指すのはいかがでしょうか。 まず特別区の職員自体が待遇面、身分保障があり、ダウンサイドがないことを考えると、トータルパッケージの待遇でこれを超える民間企業に転職するのはかなり難しいと思います。そのため、資格取得を前提に転職を考えたとしても、実際に転職先として十分魅力的な転職先が見つかるかは怪しいです。これは質問者さん自身が病気を経験したことで、特別区職員の待遇やリスク体制の強さを実感されたことと思います。 他方、仕事面では異動が多く慣れないと感じていたり、専門性を磨きたいと感じているのも事実であると推察します。そうであれば、まず資格取得自体は目指しつつ、資格取得後に特別区から別の公務員や公的機関で専門性を活かせる職を探す、と言うのが現実的な解に思います。 昨今は公務員でも中途採用の門戸は開かれているようですし、公的機関であれば待遇は大きく変わりませんが、採用形態等によっては職務面は希望の働き方を叶えられる可能性があります。 また、転職という形ではなくとも、特別区内で資格を活かせるポストに異動を希望して、その部局を中心としたジョブローテを組んでもらうように人事部に申し出る、というのもあるかも知れません。 私は不動産鑑定士という資格に詳しいわけではないですが、公務員でも都市計画等を担当する部局など活かせるポストはあるようです。このあたりはご自身で確認いただきつつも、上記のように待遇は変えないように、仕事内容だけ変わるような転職(又は内部での異動)を目指す、というのは一つの解だと思います。