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2022年10月13日

質問者さん

Peing 質問箱にも投稿いたしましたが、 類似上場会社比較法に非流動性ディスカウント▲30%を適用することは投資銀行のバリエーションレポートでは見たことがありません。それにもかかわらず、上記手法には非流動性ディスカウントを適用することで算定する議論を見たことがあります。投資銀行のバンカー非流動性ディスカウントを適用しない理由を教えて頂けますと幸いにございます。

2022年10月14日

港区M&Aバンカー

港区M&Aバンカーさん

>類似上場会社比較法に非流動性ディスカウント▲30%を適用することは投資銀行のバリエーションレポートでは見たことがありません。 前段については、投資銀行が行う類似会社比較法の対象会社は上場会社がほとんどですから、そもそも流動性があります。たとえ、流動性がない非上場企業を評価する場合でも、一律30%で価値をディスカウントするようなことは、取引目的の実務ではまずしません。(価値と価格の差の理由の説明として、そのような論法が用いられることはあろうかと思います。) >それにもかかわらず、上記手法には非流動性ディスカウントを適用することで算定する議論を見たことがあります。 多分おっしゃっているのは逆だと思いますね。確かに、DCF法の際に非流動性ディスカウントを考慮すべきでない。という判例は出ていたと思います。(しかも、記憶では確か最高裁です。)しかし、この判例が適用される射程については議論がある(裁判所の意図は不明だが、判決文を読むと、特定の場合にのみ適用されるとも読める)という理解です。 取引目的の実務と書いた意図は、裁判目的や税務目的では、取引目的とは全く違う方法でValuationがさなれるからです。例えば、裁判所が行うValuationは、取引目的の実務では絶対に行わないような、DCF法と類似会社比較法と修正時価純資産法に一定の割合をかけて加重平均値をとる、といった方法もなされると聞いたことがあります。裁判を決着しやすくし、裁判の論点を一定の割合の大小に絞り込むため、と伺っています。 例えば、税務目的で用いる類似業種批准方式は、取引目的で用いる類似会社比較法に概念的には近いですが、「どの税理士が計算しても同じ価値が計算される」ように、類似業種の選定方法や計算式まで、がちがちに定義されています。話はそれますが、「Valuationは計算するだけだからだれがやっても同じ評価」というデマ有名な言説のソースはここだと、個人的には思っています。 >投資銀行のバンカー非流動性ディスカウントを適用しない理由を教えて頂けますと幸いにございます。 さて、話を非流動性ディスカウントに戻すと、国税庁のサイトに明記されているように、税務目的の評価方法である、類似業種批准方式における非流動性ディスカウントは、会社のサイズによって30%-50%と決められています。個人的には、非流動性ディスカウント=30%という言説のソースはここだと思っています。(非上場会社の取引の統計というのは母集団が怪しいものですから、信頼性に欠けるのではないかと思っています。) スモールキャップや事業承継、仲介がメインプレイヤーの市場においては、評価する方が税理士が本業という場合もあるでしょうから、ソースがはっきりしている数字を使うというのはあり得ると想像します。繰り返しですが、ミッドキャップ以上の取引では、まず流動性ディスカウントを価値に適用することはありません。交渉の中で、価格の説明が必要の際にそのような言説が用いられることはあるでしょうが、それは価値の話ではなく価格の話です。 本質的には、新しい買い手がエグジットする際の取引コストが余計にかかる、という話なので、PCのボタンをポチポチクリックするだけで非常に安い取引コストで株式の売買ができる上場株式の流動性、ひいては、金融システム全体に感謝したいと思います。

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03月06日

企業価値算定書(バリュエーション・レポート)に基づく、売却価格提案の戦略の立て方について教えてください。また、港区M&Aバンカー様はいくらで売却価格を提示しますか? ※ご検討に当たり不足情報がございましたら言及ください 前提①自社株式(未上場株式)の10%保有分の売却②売却先:第三者(未上場会社) ③類似上場会社比較法20億円ー30億円(100%価値)④DCF法(PGR)25億円ー40億円(100%価値) 上記にてよろしくお願いいたします。

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2024年01月29日

2022年5月に「サイズリスクプレミアムを実務上、考慮するかしないか」、2023年9月に「マイノリティディスカウントを実務上、考慮するかしないか」のご質問がされておりました。 港区在住のM&Aバンカーかも。様が日頃係るような案件規模では実務上考慮されないのでしょうか。私も勉強しながら実際の業務をこなしておりますが、有名な価値評価機関様が出版されている専門書籍では「マイノリティディスカウント」を適用する解説の記載があります。 また、「サイズリスクプレミアム」をファーマフレンチの3ファクターモデルと絡めて解説されており、実際に当該価値評価機関様に委託し報告を受ける評価書(バリュエーションレポート)では10%程度の出資比率且つ100%価値で5-10億円程度の国内案件の場合で「マイノリティディスカウント」「サイズリスクプレミアム」を考慮されておりました。 しかしながら、別の価値評価機関ではほぼ似通った取得比率且つ100%で数億円程度でも「マイノリティディスカウント」「サイズリスクプレミアム」を全く考慮しないで評価書を報告する評価機関もあります。 この違いは、当該「マイノリティディスカウント」「サイズリスクプレミアム」に対する考え方の違いなのでしょうか。FAS系が出版されている専門書籍も当該考え方はずばりと記載せずにうやむやに記載がなされております。 港区在住のM&Aバンカーかも。様は、出資比率や100%価値が数億円程度の価値評価を行う場合、「マイノリティディスカウント」「サイズリスクプレミアム」は考慮されますでしょうか。考慮する場合、考慮されない場合のいずれも港区在住のM&Aバンカーかも。様がなぜそのように考えるのか、を含め、解説・ご回答をいただけますようお願い申し上げます。お忙しいところ誠に恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。

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2023年12月06日

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お世話になっております。 港区M&Aバンカーさんが脱毛されたお店を教えていただけないでしょうか。 当方、アラサー毛深い系トレーニー男子で全身脱毛したいと思っておりますが、ウェブで検索しても広告で溢れ返っており、どこにするか決めかねております。 いつも港区M&Aバンカーさんのツイートや回答を楽しく拝見しております。港区M&Aバンカーさんも脱毛されたとのこと、信頼の置ける港区M&Aバンカーさんが通っていてた脱毛店を是非参考にさせていただきたいと思っている次第です。 何卒よろしくお願いいたします。

港区M&Aバンカーさんが

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バンカーになりたいので、マスターバンカーってどうですか?

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1時間前

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タグホイヤーの白いシンプルなものを使っているのですが、セーフでしょうか?

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1時間前

質問ではないのですが失礼します。 なんでこんなに「無難」が伝わらないんですかね?笑 港区M&Aバンカーさんは「面接は基本的に減点方式で進む以上、面接官によって評価が分かれる可能性のある要素は、最初から排除しておくべき」という合理的な話をおっしゃっているだけです。 また、面接ではTPOを弁えているのかどうか自体が評価対象になっている以上、そういった感覚が分からないようでは、そもそも金融業界に向いていないとも言えるのではないでしょうか。

港区M&Aバンカーさんが

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