2024年05月21日

質問者さん

ステロイドは感染症に注意することが有名ですが具体的に先生がご覧になった感染症症例を知りたいです。10mg以下くらいならば、普通の人とそれ程変わらない感染リスクと主治医から聞きましたが…感染症が流行っていなければそこまで神経質になり過ぎずに生活しても大丈夫ですか?

2024年05月22日

はぎーどら(huggy.dora)

はぎーどら(huggy.dora)さん

主治医の先生は単純化のためにプレドニゾロン 10mg以下と仰ったのだと思いますが、ステロイドによる感染症のかかりやすさ(易感染性)は、「ある瞬間に内服しているステロイドの量」に加えて「それまで内服(点滴)したステロイドの総量」「治療対象の疾患」などの因子によっても影響を受けます。 個人的には「プレドニゾロン 5mg内服下で生じたニューモシスチス肺炎」「剖検(患者さんがお亡くなりになった後に行う解剖での検討)で判明した肺外結核」「SLEの患者さんで急速に進行した播種性帯状疱疹」などの痛い経験があります。 「ステロイド・ゼロを目指したリウマチ・膠原病診療」が達成されてほしいところですが、幸いなことに手洗い・(人混みでの)マスク・適切なワクチン接種・うがいなど基本的な感染予防策で対応できます。 過度に神経質(というのがどこからを指すのか明確ではないですが、例えばずっとディスポの手袋をして過ごすとか、四六時中指先をアルコール消毒するとか)になる必要はないでしょう。

はぎーどら(huggy.dora)さんに 質問してみましょう!

はぎーどら(huggy.dora)

はぎーどら(huggy.dora)

ただの呪骸(残機1)。膠原病・リウマチ性疾患にチョトダケ詳しい。

個別の医療相談・受診希望の質問(Query)には応じかねますのでご了承下さい。もっとこう、ふわっとしたやつならOKかも。

はぎーどら(huggy.dora)さんが

最近答えた質問

11月22日

こんにちは よろしくお願いいたします。 先日のノーベル賞医学賞受賞者の発表もありましたが、今現在先生が近い将来に(1-5年後程度)に期待している具体的な新しい創薬技術や治療法は何ですか。あるいは5年以内には難しいけれど10年か20年程度で目星がつきそうな技術。先生の専門領域と専門以外でお答えいただけると嬉しいです。

11月22日

続き質問

萩野先生、丁寧な回答をありがとうございました。 先日の受診で主治医からファセンラへの提案があり、即◎と返答しました。 他の基礎疾患への影響も考慮した時、多分いい結果になりそうな気がします。

11月13日

膠原病専攻医1年目です。膠原病と皮膚領域について勉強をするために、先生おすすめの書籍はありますか?