早稲田中学は、2024年度から帰国生入試を廃止。その他の私立もこれに続きそうと。早稲田中は、帰国生入試をなくす理由に、「帰国生でも現地で中学受験塾に通っていたりするから」と。学校としては、わざわざ帰国生入試の問題作りも面倒なのでしょうね。それに日本国内にいても帰国生並みに英語ができる子どもが増えていますから。

私自身、帰国子女になる子供を抱える立場ですが、国内のトップレベルの国立大学を最終目標にする限りは、帰国子女入試を廃止するのは合理的だと思いますね。 というのは、英語だけめちゃくちゃ出来ても、大学入試クラスだと帰国子女とそうでない子ではあまり差がつかず、他の科目が合否を決めることになると思うからです。 なので、トップクラスの進学校が、帰国子女入試を廃止して、一般入試に絞るのは自然だと思います。 他方で、じゃあ帰国子女も普通の生徒と同じようにトップ校に向けて中受するのが良いかというと、そうは思ってなく、基本的には英語中心に伸ばしてやる方が良いような気はしてます。 東京の国立大を狙うには最低でも一橋大や東工大クラスからで、ほとんどの人はそのレベルに到達しないと思います。そうすると、せいぜい早慶レベルからの勝負になので、それなら英語が十分強みになると思っています。 なので、我が子はたとえトップ校で受験出来なくても、基本的には英語力を伸ばす方向でいきたいなと思っています。