いつも投稿を拝見しております。
最近の「立場を築けていないと、サラリーマンは50代でキャリアが厳しくなる」という内容がとても参考になりました。
私は大学院卒業後、現在メーカーに勤務しており、不具合対応を行う部署で、在庫管理や業務の標準化などを担当しています。
今後このまま社内でキャリアを積んでいったとしても、ある程度先の姿が見えてきた一方で、現在の業務が将来的な独立や、自分自身で収入を生み出す力にどうつながるのかが見えず、キャリアチェンジも考えています。
そこで、2点お聞きしたいです。
1つ目は、会社員から独立・事業へつなげていくために、どのように人脈や仕事の機会を作っていったのかという点です。
会社員として普通に働いているだけでは、なかなか独立や事業には結びつかないように感じています。実際に独立して収入を得ている方々は、会社員時代から交流会など社外の場へ積極的に出ていたのでしょうか。
どのような場所に足を運び、どのような人と関係を築き、最終的にそれを仕事や収入につなげていったのか、その過程を知りたいです。
2つ目は、「会社の仕事」と「自分が築きたいキャリア」をどう一致させていくかという点です。
会社員である以上、自分がやりたい仕事ばかりを任せてもらえるわけではなく、会社や上司の都合で担当業務や異動が決まることも多いと思います。
そのような環境の中で、自分の希望をどう周囲に通し、欲しい経験やスキルを取りにいけばよいのでしょうか。
会社にキャリアを決めてもらうのではなく、「会社という環境をうまく活用して、自分の市場価値や将来につながるキャリアを作る」という考え方について、実際にどのように行動されてきたのか伺いたいです。
長文になってしまい申し訳ありません。
もし機会がございましたら、この2点について投稿などで取り上げていただけると大変参考になります。

アッピィさん
ご質問ありがとうございます。
二つのご質問に、まとめてお答えします。
私は、まず環境が大事だと思っています。自分がやりたいことを実践している人や、同じ目標を持つ人がいる場所に身を置くことです。ビジネススクールや専門学校などで学び、日頃接している会社の人以外と交流することをお勧めします。
私も、もともとはメガバンクの銀行員でした。当時最新のコーポレートファイナンスを学ぼうと、当時まだ広く知られていなかったグロービスの単科講座に通い、社外の優秀な会社員たちに刺激を受けました。
その後、本格的にファイナンスと戦略を学ぶため、国内の大学院に進みました。
そこでは転職が当たり前の同級生も多く、自分も別の会社で実力を試したくなり、ベンチャー企業に転職しました。
それからは、与えられた仕事に懸命に取り組んで実績をつくり、さらにやりたい仕事や成長の機会を求めて転職を重ねてきました。
独立も、最初から計画していたわけではありません。上場企業の役員時代に社内の権力争いに巻き込まれ、退職せざるを得なくなったことが転機でした。
再び会社員になるより、自分でやってみようと思ったのです。橘玲さんの本を読み、マイクロ法人を実践してみたくなったことも後押しになりました。
ただ、私の実感として、「将来は独立したい」と言っているだけでは、なかなか仕事は来ません。
実際に会社を辞め、会社をつくってさまざまな会合に出ると、独立して事業を営む人たちが仲間として相手にしてくれるようになり、仕事をいただく機会も生まれました。
発注する側も、最後まで責任を持って仕事をしてくれる相手かを見ています。
実力や信頼に加えて、自分で事業を営む覚悟を行動で示すことには意味があると感じています。
今の段階ですべての道筋が見えている必要はありません。まずは学び、会う人や身を置く環境を変えてみることです。そのうえで、目の前の仕事で実績をつくり、必要な機会を自分から取りにいく。
やりたいことは、待っているだけではつかめません。そして、いざというときに動けるよう、最低年収の1年分の貯金はきちんと持っておくこと。これも大切です。
以上、ご参考になれば嬉しいです。
アッピィ