30手前の社会人が公認会計士を目指すことについてどう思うか質問させていただきたいです。
目指そうと思ったきっかけは、①仕事をしていく中で財務/会計/法務面の知識不足を感じるので一度体系的に学びたいと思った②将来引退後、税理士として中小企業のコンサルや手伝いをしたいと思った③30手前になり仕事に余裕ができた(平日2時間、土日10時間ずつはできます)④金融関連の仕事をしているので比較的とっつきやすいなと思った(税理士対比)⑤金融専門職キャリアと会計士をかけあわせれば将来的に社外監査役や取締役など活躍の場が増えそうなどです。
私の現状は①年齢は20台後半独身金融専門職②保有資格は簿記2級とCFA(証券アナリストみたいなもの)③現職に満足しているためおそらく監査法人に勤めることはないといった感じです。
現職が実務経験にカウントされるのかは不明です(金融庁のホームページみたところわからなかったです)
期待している回答の方向性としては
①いくら金融の仕事しているとはいえ4千時間必要な試験をこの程度の勉強時間しか確保できない中受けるなんてやめておけ
②意外と受かるから2-3年頑張ってやってみろ
③試験受かっても登録できなかったら意味ないし、会計士試験受かっただけで税理士をやるのは現実的ではないし、将来的なキャリアにもつながらないから意味がない(あるいはその逆)
などです。
実際に会計士試験に合格されて監査法人で勤め現在はFASにいらっしゃるkam様からすると、会計士試験を甘く見すぎていて不快に感じられるかもしれませんが、ご回答いただけるとありがたいです。

kamさん
合格可能性は十分にありますよね。
理論上は年間1,500h程度は勉強できるということですし、(そこまでうまくいかないとしても)3年程度見ておけばある程度の総勉強量も確保できそうです。
CFAホルダーということで、会計や財務の基礎部分は既習だと思いますし、何より、自分の勉強法が確立している人は強いです。会計士試験は、ちゃんとやればちゃんと受かる試験ですので。
しかし、おっしゃるとおり、現職を変えることがないのであれば、会計士や税理士としての専門性はつくことはないと思いますし、試験に受かっただけでは想定されているようなキャリアパスは描きにくいと思われます。
おそらく、元々勉強熱心な方とお見受けいたします。
会計士試験は、会計を中心にビジネス全般の知識を学ぶには大変よくできた試験ですので、体系的な学習を主目的に取り組まれるのであれば、とても良い目標になると思います。
キャリアへのプラス材料は、現時点でのご想定ではさほどないように思われますが、活かし方は人それぞれというところもあります。
ところで、CFAマジですごいですね。
私自身、なんとなくCFAへの憧れがあり、金融知識(と英語)の棚卸しと体系的な学習のために取り組んでみようと昔から思案していますが、私のキャリア上は特段不要ですし、そのモチベーションで本当にイケるのか、(そもそも勉強時間を確保できるのかが一番の論点ではありますが)時々モヤモヤと悩んでいます。
そんな私が「勉強のためにやってみたら」というのはとても説得力に欠けるかもしれませんが、ご参考になれば幸いです。