本の共有等、いつも有益な情報をありがとうございます。私は現在、3年目のSEとして小規模PMを務めています。自分の仕事は納品物がシステムであり、稼働できて当たり前で、顧客の変化や感動を実感しにくく、社会や人に影響を与えられていない感覚に悩んでいます。自分の意思決定によって顧客や社会に「目に見える変化や感謝」を生み出し、その影響を実感できる立場を目指して転職を考えています。業界や職種について悩む中、アッピアさんはなぜ製造業を選ばれたのか、そのご決断の背景と、キャリアを考える上でのアドバイスを頂けると幸いです。

ご質問ありがとうございます。 私の最初の職場は銀行でした。銀行特に商業銀行は企業に資金を供給することで、企業活動に貢献し、その企業が発展することでより大きな社会貢献に寄与していると考えられています。 端的に言うと資金が必要な企業に融資し、企業を発展させることだと。ただ実際やってみるとほんとうに必要というよりむしろあまりお金はいらないというところに無理にお金を貸すのが仕事で、当然お客様から感謝されることはありませんでした。回収の確実性を考えると当然ですが、一生懸命やった割には感謝されないという経験を繰り返し、銀行という仕事に疑問を感じるようになりました。 あるときやはりお客様から感謝される仕事をしようと、銀行を辞めて、とあるベンチャーに行くことにしました。 そのクライアントは私がサービスを提供するたびにありがとう、ありがとうと感謝して喜んでくださいました。 それから何度か転職しましたが、転職選びの観点は自分の得意分野でお客様に喜んでいただけるかです。 これが人間として職業人生を送っていくのに大事な考え方だと思っています。 頑張ってください！ 応援してます！ アッピィ