12月05日

質問者さん

コンサルにとって「一緒に働きたいクライアント」とは、どんなパートナー像ですか?

12月05日

CDI(Corporate Directions, Inc.)

CDI(Corporate Directions, Inc.)さん

コンサルタントにもいろんな考えの人がいるので、これはあくまで今の自分の考えという前提でお答えします。 私は、「良いコンサルティングとは何か」を考えるところから、この問いに向き合うべきだと思っています。 私の理解では、私たちが生業としている経営コンサルティングは、端的に言えば経営上の問いについて悩む人の相談相手になる仕事です。ちなみに“consulting”の語源をたどると、ラテン語の consulere(人を集めて議論する)という単語に行き着きます。議論を通じて答えをつくる、そんな原点を持つ仕事です。 実際の現場では、「経営の専門家として正解を提示する」ことを期待される場面もよくありますし、それはそれで大切な役割だと思っています。ただ、私の経験では、クライアントとコンサルタントが互いに考えを持ち寄り、議論しながら答えをつくっていくときに、最も良い成果が生まれる気がしています。 コンサルタントはコンサルタントの地平から問いに向き合い、クライアントはクライアントの現場や経営への視座から問いに向き合う。それらがぶつかり合い、重なり合うと、単なる「専門家による回答」では到達できない地点に行けることがあります。 そう考えると、「一緒に働きたいクライアント」とは、 ・自分の頭を使って問いに答えを出そうとしっかり考えている人 ・コンサルタントとの議論を通じて思考をさらに深めようとしている人 そんな問いに向き合う姿勢を持った方なのだと思います。 少し話がそれますが、この質問をもらってから「クライアントはパートナーなのか?」という問いがずっと頭に残っています。コンサルタントは基本的にクライアントの事業についてリスクを負わないので、その意味ではパートナーではない、とも言えます。しかし、実際にはお互いをパートナーのように感じているような場面も見ることがあります。 この回答を書きながらも未だに、答えが出せていないのですが、コンサルティングを「ともに議論する仕事」と捉えるなら、「お互いをパートナーだと感じられる関係」は、ひとつの理想形なのかもしれませんね。 Senior Consultant 奥内

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