最近思うことがあり、吐露させてください。
「もし自分だったら…」というように、いちいち換算しないと、ものごとを判断することができない人が苦手です。
人というのはそれぞれものさしがあり、仮に共感できなかったとしても、「自分ではあまり共感はできなが、そういう考えもあるのだな」と理解・尊重しようとする姿勢こそが、他人と信頼関係を築く上では大切だと思います。
会社内だけでなく親しい友人や家族でさえ、それが出来ない人はいます。いちいち換算しないと物事を判断できない人なのだなと理解し、上手く付き合っています。
一方で、上記のような考えに基づいて自分を正しい者とするとき、自然と他者を見下してしまっている醜い心が潜んでいるのではないかと思うと、その点自己嫌悪にも陥ります。
ネルさんは、他者との関わりやコミュニケーションを取る際に大事にしている軸はありますか?
ネルさん
ご質問に直接お答えすると、相手に伝えることを大事にしています。
というのも、世の中には「私は伝えましたよ、相手に伝わったかどうかは知りませんが」みたいな態度をとる人が非常に多いんですよね。そうではなく、相手に理解してもらうところまでが、コミュニケーションだと考えています。
もちろん、実際のコミュニケーションにおける目的は、相手に行動してもらうことだと思います。理解してもらうことそのものが、コミュニケーションの目的となっているケースは少ないでしょう。行動してもらうためには、理解してもらうだけではなく、納得してもらったり、共感してもらったり、場合によっては義務感を持ってもらう必要があります。ただ、理解してもらえなければ何も始まりませんから、まずは理解してもらうのが重要だと思います。
さて、前段についてコメントします。端的には、何についてお悩みなのかがよく分かりませんでした。書かれていることを素直に解釈すると、以下のようになるので、矛盾しているように見えます。正しいとか見下す以前に、書かれている意味がよく分かりません。
>他人の考え方については、共感できなかったとしても、尊重することが重要である。ただし、自分だったら?と置き換えて考える人のことは、苦手であり尊重できない。
この回答の前半に書いた「相手に伝えること」とは、まさにこういう問題です。ご質問者さんは、ご質問者さんなりに論理的な文章を書いていただいたのだと思いますが、少なくとも私には伝わっていません。コミュニケーションにおいて、相手に理解させるのは話し手の義務です。聞き手に察してもらおうとするのは話し手の怠慢です。私は、話し手としての義務を果たし、相手に理解させるのが重要であると考えています。