こんばんは。
昨年のバーで、「大学生のときに鬱になってから意欲と気力が戻らず、長年実家にひきこもっています」と送った者です。お返事くださってとても嬉しかったです。ありがとうございました。
槙野さんのお返事が「ほうそうですか」くらいに良い感じに乾いていたので、槙野さんの目線を借りて落ち着いて現状を眺められた気がします。
私は年金暮らしの両親に養われているけど病院代は必ず出してもらえていて、相談所と病院には数年繋がっていて、祖母になら安心して会うことができて、私からエネルギーを奪う何かに気づいて取り除けば行動範囲が広がるかもしれない。危険な状況だけどわずかに光はありそうだと思いました。
エネルギーを奪うものの中に、「友達と同じように週5で働かねば!今すぐ!」という焦り&三段飛ばし欲求があり、とんでもなく足を引っ張っていました。
それを心理士さんと母に何度も「一旦横に置いて」と言ってもらい、今年の秋からB型作業所に週一で通っています。週一でもぐったりしますし、冬がとても苦手でますますぐったりしています。先は長そうです。
あと、発達障害があるか無いかは微妙なラインでしたが、対人関係で疲れやすすぎるため、診断書を出してもらえて精神障害者手帳を取得できました。
障害年金もダメ元で申請してみました。工賃プラス、もし障害年金が出れば行動が起こしやすくなるかもしれません。
そして、今年は祖母の家に元旦に行くことになりました。やっと親戚と会えそうです。
自分の病み具合を隠すことに疲れましたし、引きこもっている私は恥ずかしいやつ、よって隠れるべし、という私の考えは、私と同じように外に出られない誰かにも牙を剥いていると思って、母づてに私の現状をいとこ家族に伝えてもらいました。
すると、ほーそうなんか、くらいの反応だったそうです。「うちの職場にも福祉就労で来てくれてる子がいるよ」と。乾いてて助かったその2です。
小学生のいとこが私のことをどう思うか怖いですし、お年玉あげられなくてごめん!と会う前から落ち込んでいますが、「いろんな人間を見て、あるもので楽しんでくれ!」と投げやりな気持ちでもいます。
大晦日はB型作業所に行き、夜は母が作ってくれるらしいすき焼きを食べます。
元旦は祖母の家で持ち寄りパーティーになりそうです。私は何も持ち寄れそうにないので、運転、皿洗い、掃除などをやってきます。
弱っていると差し出せるものがものすごく少なくて貰うばかりになり、申し訳なくなります。回復できたら、なにかしらで返したいです。

槙野 さやかさん
一年ぶりですね、ようこそいらっしゃいました。
今年は元旦におばあさまのおうちに行けるとのこと、何よりです。
可愛い小さいいとこさんが待っているんですよね。今年は少し大きくなったことでしょう。
投稿者さんは実に冷静です。持っているものを過不足なく数え、ご自分が疲れていることを認識し、エネルギーを奪っているものごとについて推測し、できることをしようとしている。
そのときにやけっぱちになるのが、投稿者さんの新しく獲得した態度なのではないかと推測します。「いろんな人間を見て、あるもので楽しんでくれ!」です。
本当にそうです。子どもはいろんな人間を見てあるもので楽しんだらいいのです。すべての悪意のない人間は子どものためになります。まして投稿者さんは、やさしい親戚なのです。
投稿者さんは持っているものを冷静にカウントしたので、パーティーの食べ物の持ち寄りはできないけど運転をします。これはいい。酒を飲む人間ならとくに感謝します。タクシーや運転代行を頼む代金の何分の一かでも現金でもらったほうがいいくらいです。
そんなわけで投稿者さんは「もらってばかり」ではないです。
投稿者さんは作業所で働き、数年にわたって相談所と病院という必要な支援先とつながっている。投稿者さんが病んでいるのなら、「病者の役割」を粛々とやっている。
いとこさんご一家が「ほーそうなんか」という感じなのは、ぜんぜん不思議なことではないです。私もそうだし、他にもそういう人たくさんいますよ。冷たいといえば冷たい。でも攻撃的ではないです。もし攻撃的な人がいたら、「ほーそうなんか」派のところに行ったときに少し愚痴を言えばいいです。「何その人、変なの」って言うと思う。