以前バカヨコさんについてご質問させて頂いたものです。 今節も頭から使ってもらいたかったです… 現地で見ていてゴール裏を煽っていたり馴染んできたのかと思っています。 それはさておき、今回のご質問ですが、高尾選手が前に出た時の裏のスペースに蹴りこまれた際のケアについてです。 真ん中のCBのどちらかがスライドして対応し、CBのところを近藤選手が埋めたり、CHのどちらかが埋める、というのが正しいでしょうか。 そこで1つ気になったのが、CBがスライドすると、長崎さんのように強烈なFWが2枚いて、サイドからいいクロスが供給された場合、やられてしまう、ということも考えられると思っています。 同じパターンでやられてしまうということは、チームとしての約束事がはっきりしていないのかと考えますが、鵜外さんとしてはどのように対処すべきと考えておられますか？

そうですね、セオリー的にはボールサイドのCBがウラへのボールに出ながら、その穴をCHが埋める形になるかと思います。しかし、今のコンサでは家泉（大抵ボールサイドのCBになっている）を外に出してしまうとクロスを上げられた時にペナ内は不安がありますね。「長崎さんのように強烈なFWが2枚いて、サイドからいいクロスが供給された場合、やられてしまう」というのがそうで、家泉のように空中戦バトれるプレイヤーが中にいないと危ないと思います。実際、長崎戦の2失点目はマテウスジェズスを高嶺・西野では抑えきれなかったので、そういうことでしょう。 となると、ウラへ供給されたボールに対してはCHがそのまま流れてケアするで良いのかなと思います。ウラへ走られる場面では、大体相手の大外（SH,WG＝長崎では増山）が降りてそこに高尾がついていく形。そして、その高尾のウラへ走るのはセンターライン（FWかIHかCH）。なので、インサイドのプレイヤーが走るならマークについているCHがそのままケアで良いかと。長崎戦でも、大崎のマークが高尾の背後に走っていたので、大崎そのまま背後ケアに回っていたシーンがありました。CH（大崎）が外に抜けると中央に穴ができるので、そこを逆CHがスライドするか、高尾・近藤が帰陣してスペースを埋める必要がありますね。そこは全体で同サイド圧縮なども頑張りながら。 ただ、根本的に解決するならば高尾の背後に蹴らせないことが一番です。＝pressingで蹴らせるよりも前に飛ばさせないようにしないといけません。3月中のゲームでは蹴らせないpressingもできていた印象なので、pressing強度や相手ビルド時にボールホルダーの利き足を切る（逆足で持たせて自由に蹴らせないようにする）というのをやらないといけなくなりますね。長崎戦で言えば、長崎はビルド時に左SBの高畑に預けてそこからスペースへ蹴る...という流れでした。かつ、最終的にロングをスペースに蹴る高畑は左利きなので、左足を切らないと蹴られます。pressingの掛け方としては、高畑はオープンにボールを左足に持つのでそこでタテを切る（中誘導で右足で持たせる）ようにしてpressingできると良かったのかなと思います。 押し込まれるパターンが高尾の背後しかないみたいな印象なので、そこに入れさせないpressingと後方のスムーズな対応（スライド・スペース埋め）を決めておくと対処ができてくるのではと思います。