スパチョークが脅威に感じないのですがシステム的な所でしょうか？

ボール持って前向いてフリーでシュート撃てる状態がペナルティエリア付近で生じると非常に期待できますし、全体的にキックの質がいいですね。 ただボール持ってフリーじゃない時に自分からドリブルで相手を剥がしたり、逆に自分が潰れて味方を助けたりボールキープしたりとかはJ2でも全然ダメですね。 足もそんな速くないからカウンターも向かないし、チャナみたいな運動量とか潰されないだけの強さもないし、対人での守備とかも物足りない。 この話10回くらいしてますけど、リカルドロドリゲス監督が「日本はシャドータイプの選手が多い」って言ってたのはまさにスパみたいな選手を指していて、 センターFWでも、ウイングでも、インサイドハーフでもなんか足りないから、 5バックの1-3-4-2-1にして、FWにつぶれ役（武蔵、バカヨコ、ジェイ、日本代表の前田遼一、大迫…）を置いて、シャドーが前向ける状況作ってあげる、かつ5バックなら前残りであんまり戻ってこなくてよい、みたいな設計にしてあげないと機能しない、みたいな選手が多いってことを言いたいだと思いますね。 そういう現代サッカーで何が起きてるかを、野々村チェアマンもM・タイショウサポーターも、あとおそらく竹林強化部長もあんまよくわかってないから、スパだけじゃなくてコンサはFWが多いというかセンターFWタイプを抱えたがるのと別に、シャドータイプを抱えたがる傾向はありますね。 チャナは大成功したけど青木も白井も小柏も浅野も、あと近藤も、程度の差はあるけど幾分か↑みたいな特性があると思ってて、 例えば今のスカッドで青木とスパ併用すること自体は、青木が左か中盤真ん中、スパが2トップか中盤左とかでできるにはできる。けどスパの相方でつぶれ役が前線に必要で、そのつぶれ役（現状バカヨコ）にスパと青木組ませると、それだけであんまり機動的に走れるチームじゃなくなる感じしますよね。 しかも後ろが家泉とか、真ん中に荒野とかBBとかなんで、あんまりボールも運べなさそうだから、↑に書いたようにスパとか青木はあんまり自分でつぶれたりとかできない（潰れても良さが活きない）ので、 コンサでよくあるパターンって、↓ ・家泉やコジコジが蹴っ飛ばしてからの ・バカヨコ（またはゴニキ）がジャンプしてからの ・スパとか青木とか近藤が拾って相手も拾いに来て肉弾戦になってからの〜 みたいな感じですよね。 これだと、全然本来シャドーの人がフリーで前向いて味方からボール届けてもらえないし、そもそもゴール前に行くことすらできない。 だから私は西野と高嶺を評価してます。蹴っ飛ばす以外のことができるから。マイボールの時間を増やしてシャドーやFWが前に行く時間を作ってくれるから。 西野の兄貴は黙ってて欲しいですけど。 奇跡的に浅野と小柏の2トップは大成功しましたけど、あれは当時のJ1の下位のCBがしょぼすぎて放り込んでるだけでミスするとかあったのと、 浅野、小柏にTAKUROも入れて3人で得意なパターンがめちゃくちゃ強力だったからですね。 主にTAKUROが自陣からドリブルで突っ込んでく、浅野は自陣というより相手ゴール付近で相手を外したりして強い風を起こす。ツヨシはだいたいゴール前で待ってて組み立てにはあんま関与しないけどこぼれ球狙うとか得点感覚はある。 まぁTAKUROがでかいですね。あいつはモンスターなんで。潰されないだけの強さがあるし。 おとといトレーニング見に行ったら、全体練習が終わった後に最近流行りのイングランド式？シュート練習やってましたね。スパ、白井、大﨑監督、大嘉で。キーパーが菅野と児玉。 スパはまじでキック上手いですね。力抜いてるけど早いモーションでそこそこ強いキックをゴール左下に蹴れる。キック自体も上手いけどファーストタッチが確実でほとんどミスらない。シュート撃てる場所に毎回ボールを置ける。キックがストレートだけじゃなくて巻いたボールも蹴れる。 その次に大﨑監督が前から思ってたけどシュート上手い。 白井と大嘉はう〜〜〜〜んこの…でした。キック自体のうまさもそうなんですけど、ファーストタッチが全然決まらないんですよね。スタッフに強めに玉出ししてもらってそれをボックスすぐ外くらいでコントロールして、ワンステップで撃てるところに置くのがスパはこの2人よりも明らかに上手くて、この2人はまずその時点であんまりなんですよね。シュートのキック以前の問題。 大嘉は全体的に悩んで色々考えてる感じがします。 白井は試合でも思うんですけど、ちょっとプレーが直線的すぎて選択肢もあんまりないので、前にスペースガバガバじゃないときついですね。J2レベルじゃないのかもしれない。だからサイドで使われたのも納得です。中央だともうちょい強いかもうちょい柔軟とかクリエイティビティある人が出るべきかな。 まぁ、それをサポーターの判断で「半年待つと他に獲られるから石屋マネーで他を出し抜いて早期確保！😁」したのが去年なんですけど。 大﨑監督は宮澤とか荒野よりも明らかに上手いと思います。大﨑監督も脱力して蹴ってるのに強いボール蹴れるしコースもいい。抑えが効いてるシュート打ちますね。 大嘉はアンリみたいになって欲しいんですけど… あとは菅野と児玉ですね。この2人も明らかに差がある。 菅野は瞬時に反応して横っ飛びして片手だけ伸ばしてボールに反応するみたいなシチュエーションの時に、身体を先に動かしてから最後に手を調整してシュートをはたき落とすというかボールにアジャストさせる技術がすごいですね。 あと2人のサイズ的に届く範囲の、割とコースがイージーなところに打たれたシュートをストップするパワーですね。児玉はちょっとパワー不足というかシュートに押される感じがします。 ただでさえ児玉はサイズ的にコース狙われると届く範囲がやっぱり相当狭いなって感じちゃいました。児玉の生き様とかプロ意識みたいなのはすごく尊敬するんですけど、ちょっと児玉がno1だとJ2でトップ3とかになるイメージはあんま湧かないです。 かつての金山曰く、「ソンユンと自分ではシュート届くリーチが15センチくらい違う」らしいので、児玉だとソンユンみたいなJ1で出れるレベルの大型選手と比較すると25〜30センチくらいは違うかもしれませんね。 ボールが直径22センチの世界なのでかなり大きい。