裁判官を目指している学部4年生です。
純粋に法律が好きで追究したいと思っており、裁判官となれた後に法学研究科博士課程(後期)にも進みたいと思っています。
そこで次のことを質問したいです。
①裁判官として働きながら博士課程に進むことは可能とお考えになりますか(法律的な問題は一見無いように思うのですが(報酬のある他の職務や金銭上の利益を目的とする業務でないため))(時間的余裕の面も含めて)?
②同業の研究者などで、裁判官を兼業している方はいらっしゃいますか?
③博士課程に進んでいる現職の裁判官の存在について耳にしたことはありますか?
※最高裁判所の広報課にて上記のことを問い合わせてみましたが、裁判所のHPなどで情報が確認できないため可不可を答えることが出来ないとの返答でありました。

Yukio Okitsuさん
裁判官の職業生活はよくわかりませんので、個人的に裁判官の方に話をうかがうのが手っ取り早く確実だと思いますが、私の知る限りでお答えします。
③ありません。
②法科大学院の実務家教員や、裁判官の肩書きで論文を発表している方はいますが、研究者教員と裁判官とを兼業している例はないと思います。
①他のフルタイムの仕事と同じように、夜に授業を受けられる社会人大学院のコース(神戸大学にもあります。)に通うことが考えられます。時間的余裕があるかは、人にもより、その時に就いているポジションにもよるでしょうが、裁判官をやりながら論文を書かれている方もいることを考えると、やりくりのしようはあるのでしょう。職場から許可が出る可能性があるか否かは、わかりません。
他には、裁判所の中で選抜されて、2年ほど在外研修に出る制度もあるようです。その機会を利用して、アメリカのロースクールなど、海外の大学院に行かれる方は一定数いるようです。