プロ野球選手の年俸に関して、佐々木の年俸について書かれていましたが、佐々木の場合は完全に社会現象化しており、佐々木を目当てに球場にいっていた人も多かろうと思います。 年俸に売上貢献を加味することについてはどう思われますか？

売上貢献は加味すべきではないでしょうね。 建前上も考慮しないことになっていると思いますし、考慮すると実際上も弊害が大きいので。 例えば現役時代の斎藤佑樹が実力・実績に不相応な高額年俸を得ていたりしたら、他の選手は誰も納得しないでしょう。 とはいえ、巨人時代の松井秀喜やオリックス時代のイチローのように、チームの看板選手が他の選手の何倍もの突出した年俸を得るというケースにおいては、その選手がチーム最高俸であること自体には誰も異論がないので、人気面も考慮しやすいというのはあるかもしれません。 その点佐々木主浩はちょっと複雑で、そもそも全盛期の佐々木でも、チーム最高俸であった時点で不当です。でもそれはNPBにおいて一般的にリリーフ投手の評価が不当に高いことに基づくのであり、NPB相場的には佐々木がチーム最高額で当然という話にはなるでしょう。 なので、事実上松井秀・イチローみたいな特別扱い枠だったというのはありそうです。 調べると、リリーフ投手がチーム最高俸を得た事例というのは佐々木以外、横浜以外でもたくさんあります。 佐々木に関してはチームの顔ボーナスといった側面もあったにしても、リリーフ投手の評価が不当に高いことがベースにある話なのは間違いないですね。 2009年以降、リリーフ投手がチーム最高俸であった時期がないチームは、巨人、楽天、ロッテの3チームのみでした。 以下、2009年以降にチーム最高俸を得ていたことのあるリリーフ投手を列挙します。 西武の増田やオリックスの増井のように超人気選手とは到底いえない選手も含まれており、そもそもNPB球団のリリーフ投手評価が押しなべて高すぎるのだということが理解しやすいと思います。