利益剰余金活用に関しての質問です。
建設業経営しておりそれなりに毎年黒字着地です。現預金が積み上がっていくので活用を考えておりますが、労働集約型産業の為この人手不足環境下で既存事業の更なる拡大は困難。新規事業で成功出来る程経営者として優れているわけではない。なので現在は純投資を選択しております。後の事業承継の足枷になるのも嫌なので株式保有特定会社カウントされないように投資信託(インデックス投資)を投資対象としております。このまま既存事業+純投資を行っていって問題ないでしょうか?それとも他にいい利益剰余金活用御座いますでしょうか?アドバイス頂けますと幸いです。

アッピィさん
ご質問ありがとうございます。
毎年毎年黒字が積み上がって、現預金が積み上がっているのは本当に素晴らしい経営をされていて頭が下がります。
さて側からみると、貴方の現在の戦略は、「自分の時間と能力を、勝算の低い新規事業で浪費しない」という極めて高度な経営判断です。
無理に本業を広げず、浮いた利益をインデックス投資という「外部の成長エンジン」に載せる形は、現代の賢明なオーナー企業の姿と言えるでしょう。
その上で、単なる資産運用を超えた活用指針は以下の3点です。
• 「生産性」への再投資: 拡大ではなく「維持」を目的とした投資です。最新重機やITツールの導入により、今の利益を「より少ない人数・短い時間」で稼げる体制を作ることで、人手不足リスクを利益率の向上で相殺します。
• 「承継したくなる会社」の磨き上げ: 後継者が最も嫌うのは、古びた慣習やアナログな現場です。潤沢な資金を「現場のストレス軽減」に充て、会社をスマートな状態にしておくことが、最大の事業承継対策となります。
• 「法人から個人へ」の出口戦略: 法人に資金を積み上げすぎず、役員報酬や退職金、企業型確定拠出年金などを通じ、税効率を考慮しながら「経営者個人の資産」へ還流させるルートを太くしておくことも、重要な活用の一環です。
「事業」を創ることだけが経営ではありません。「本業の筋肉質化」と「静かな資産運用」の二階建ては、建設業における一つの完成形です。
ぜひ、自信を持って今の路線を洗練させてください。
以上、ご参考になれば嬉しいです。
アッピィ