ネルさんは「お金が欲しいならサラリーマンにならない」とツイートされていますが、「何がお金になるかわからない人がサラリーマンをやっている」という言い方は正しいでしょうか？ 自分は社会へのインパクトや肩書きややり甲斐はどうでも良い人間なのですが、「じゃあスマビジとは何をすればお金になるのかわからず、それを突き詰める努力も怠惰でやらずにダラダラサラリーマンをしている」人間です。(そしてそういう人間は多いのではと推測します。データはないのであくまで勘ですが) 定義が逆なのではないかとふと疑問に思い、お考えを伺いたいです。

やや説明不足でしたね。そもそも論として、能力がそこそこ高い人の話をしております。 １　能力が非常に高い人について ２　能力が低い人について ３　能力がそこそこ高い人について １　能力が非常に高い人について まず、能力が非常に高い人（例：柳井さん、孫さん）であれば、地位も影響力もお金も、全て手に入れることができます。ただし、多くの人はそこまでの能力がないので、地位や影響力 or お金という選択をする必要があります。 もちろん、ほかにも様々な選択を迫られるでしょう。仕事と家庭の選択や、家庭と個人の選択をしなければなりません。能力が「そこそこ高い」という程度の人は、欲しいもの全てを手に入れることはできません。 ２　能力が低い人について 世の中を見渡すと、能力が低い人ばかりです。地位も影響力もお金も、何も手にしていません。仕事と家庭を両立させるどころか、両方ダメになっている人が大半です。 日々の生活費を稼ぐので精一杯でしょう。何なら、それが出来てれば十分に立派だと思います。自分の面倒すら自分で見ることができず、家族や自治体に面倒を見てもらっている人がたくさんいます。 ３　能力がそこそこ高い人について 地位かお金か、みたいな議論をしているのは、そこそこ優秀な人たちです。世の中の上位数%程度ですね。 そういう人が、地位や影響力を重視した場合、大企業に入ってそれなりの業務を担当することになります。シンガポールで南北を縦断する地下鉄を作るような、最高にイキれる仕事を選べるわけです。 逆に、彼らがお金を重視した場合、スモールビジネスを始めることになります。世間から注目されることはなく、イキることもできないかもしれませんが、十分に豊かな暮らしを送れるでしょう。 最後になりましたが、ご質問者さんを含む、「お金は欲しいけど、特に何もしてない」という方は、本質的にはお金が欲しいわけではないんだと思いますよ。本当にお金を稼ぎたかったら、稼ぐ努力をしているはずです。実際、現在の稼ぎでも特に困っていないのではないでしょうか。