06月11日

質問者さん

最近、中川丈久先生の「 「職権取消しと撤回」 の再考」という論文を読んで、職権取消しと撤回の問題が個人的にとてもクリアになったという経験があったのですが、このように、行政法上の論点についての本格的な論文である一方で学習者にとってもその理解を助けてくれるようなものについて、興津先生のおすすめがもしあればご教示いただきたいです。

06月14日

Yukio Okitsu

Yukio Okitsuさん

中川先生はこうしたコロンブスの卵的な論文が多いですよね。ほかには、いまや学界の共有財産になっている感がありますが、次のものが定番でしょうか。 「取消訴訟の原告適格について」法学教室379号~381号 「国家賠償法1条における違法と過失について」法学教室385号 ただし、国賠法の論文については、個々の判例の位置づけはとても鋭く参考になるのですが、民法(不法行為法)と国賠法の枠組みのとらえ方に私は疑問があり、今それを指摘する論文を書いています。

Yukio Okitsuさんに 質問してみましょう!

Yukio Okitsu

Yukio Okitsu

https://www.saiensu.co.jp/search/?isbn=978-4-88384-375-6&y=2023

法学研究者志望者からの質問、興津征雄『行政法I 行政法総論』新世社(2023年)の内容に関する質問(なるべくページ数等を特定してください)に積極的に回答します。そのほかの質問はお答えできる範囲でゆるく答えます。

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19時間前

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ご教示ありがとうございました。さっそく読んでみます!先生のご論文も楽しみに待ってます!

Yukio Okitsuさんが

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7時間前

横からですが、憲法の川岸令和先生は女性なのかと思っていました。

14時間前

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早速ありがとうございました。 法律の優位原則と委任命令の限界論の関係については、どの教科書もそこまで詳しく書かれていないように思ったので、ご説明を聞いて非常に勉強になりました。

15時間前

法律と命令の関係(教科書53頁)についての質問です。 両者の優劣関係の問題と、委任命令の限界の問題は、(委任命令の限界をどうやって確定するか次第ですが)内容が重なっているようにも思います。 もしそうだとすれば、両者は、同じ問題を別の観点から整理したものだということになるのでしょうか。 その1とその2の関係をどう理解したら良いか分からず、ここでお尋ねさせていただきました。