お疲れ様です。自分と同じ新卒2年目の方がはるか上の悩みをされているのを偶然見かけ、自分とのレベルの違いに愕然としています。
私は有体に言えば無能社員であり、特に準備不足からくる質の低い仕事をしています。低い質の真因が判明しているのであれば入念な準備をすればいい。と言ってしまえばそれまでなのですが、自分なりに分析して準備はしているつもりです。
しかし、いざ会議や報告の場に持って行くと必ず抜け漏れが見つかります。上司からは「場数を踏むことで必要なことが見えてくる」と助言こそされているのですが、この仕事に対する解像度の低さや想像力の欠如は経験で埋まるように思えません。
私の主観的な情報だけで答えていただくのは難しいかと思いますが、一般論として経験を重ねれば準備不足はある程度解消するのでしょうか。また、ご自身にそのような経験がないのであればどのような思考プロセスで準備をされるのか参考にしたいです。

ネルさん
お疲れさまです。仕事の経験を積めば、仕事の能力は上がります。
ただ、いわゆる無能な社員は、仕事の経験を積むというのがどういうことかを理解しておらず、うまく経験を積めていないことが多いです。
ご質問者さんの場合も、ちゃんと業務経験を積めているかを確認する必要があると思います。
1 試行錯誤をする
2 最後までやり遂げる
3 予習復習をする
1 試行錯誤をする
大学までの勉強とは違って、仕事における正解は流動的なものです。似たような業務であっても、あるときはAが正解になり、あるときはBが正解になります。
優秀な人は、試行錯誤をすること惜しみません。A、B、Cの3つの案を試したうえで、今回はB案が適切だろう、といった判断をします。単純計算でも3倍の業務を経験できますし、判断力も養われます。次に似たような仕事を担当するときには、A~Cのすべてが経験済みになります。
優秀でない人は、すぐに上司に答えを聞きます。「上司がBだと言ったからBをやる」という進め方では、単純に業務量が減りますし、判断力も養われません。次に似たような仕事をするとき、Aはやったことがないからできない、という状況に陥ります。こういう動きをしていると、「2回目の業務なのに、1人ではこなせなかった」といった評価を受けることになるでしょう。
2 最後までやり遂げる
仕事に限らず、0点を80点にするより、80点を100点にするほうが難しいんですよね。100点をとるために必要な労力を100%とすると、80点をとるために必要な労力は40%くらいです。
優秀な人は、自力で100点を目指します。つまり、1回の業務で100%の経験を積むことができます。
優秀でない人は、80点くらいで満足してしまいがちです。80点までやったので、あとは上司に仕上げてもらおう、と考える人が多いです。これでは、40%分しか仕事を経験できていません。もっとも大変な最後の20点部分を経験したのは、本人ではなく上司になってしまいます。
3 予習復習をする
仕事においても予習と復習は大切です。
優秀な人は予習をします。例えば、先輩社員が契約書のドラフトをしていて、自分がまだ契約書のドラフトを担当したことがないのであれば、空き時間に契約書のドラフトをしてみるのです。こうやって疑似的に業務経験を積むことで、与えられた仕事以上の経験を積んでいきます。
復習もやります。プレゼンテーションがうまくいかなかったときは、空き時間にもう一度1人でやってみるのです。こうすることで、1回の仕事が2回分の経験になります。
優秀でない人は、こういうことをやりません。成果物として認められるわけではない、純粋な自己研鑽を、すごく軽視する傾向があります。
1~3を掛け合わせると、似たような業務を経験していても、成長スピードに10倍くらいの差がつきます。
全体的に、仕事ができない人は、短期の効率を求めすぎです。答えを教えてもらったほうが速いとか、素早く80点を取るのが効率的だとか、自己研鑽には残業代がつかないから搾取されているとか、そういうことばかり考えていると一生成長できません。
社会人生活の最初の3年くらいは、効率なんて度外視して、経験を積むことを重視すべきなんですよね。そうしないと、成長機会が失われ、長期的な生産性が低いままになるからです。新人のころに努力を怠った人は、何歳になっても無能なままです。
仕事のできない人が近視眼的なのか、近視眼的だから仕事ができないのか、どちらかは知りませんが、長期的にはすごく効率の悪い人生を送っているように見えます。
ご質問者さんも、そういう状態に陥っていないか、自己点検してみるのが良いかもしれません。