05月13日

質問者さん

はじめまして。鍼灸学生2年生です。 鍼灸専門学校は国家資格のための勉強なので、臨床、治療の技術に繋がらないなと感じています。今のままでは治療の戦略にまったくなれないかもしれません。 力をつけるために鍼でも灸でもオススメの方法はありますでしょうか?毎日鍼は自分に刺してはいます。 師匠がいらっしゃった方が良いでしょうか? その場合師匠を探す、なって頂くにはどのようにするのが良いかアドバイスを頂けると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

05月21日

かしま鍼灸治療院

かしま鍼灸治療院さん

こんにちは。遅くなってすいません。 >鍼灸専門学校は国家資格のための勉強なので、臨床、治療の技術に繋がらないなと感じています。 まずこういう考えは捨ててください。臨床や治療の技術を学ぶ前に、それを学ぶための基礎学力や技術というものが必要です。 たとえば古典文学を研究しようと思ったら、その対象となる文献を読むには、古典文法や背景知識が必要です。 日本の古典なら日本語の古典文法・変体仮名、漢文なら漢文法や読み下し文の基本・音韻や現代中国語を習得しないと研究はできません。大工さんが家を建てるには棟梁の元で、道具の知識や使い方を身につける必要があります。刃物を研ぐ・鋸で正確に挽く、鑿をたたく、カンナで削る、木の材質や木目・天気や目的に応じてどのように切る・削るということを見抜いて作業をする基本ができないと、設計図がいくら素晴らしいものでも、頑丈な家は建ちません。 学校での勉強はたしかに国家試験対策が主となりますけれども、教科書はそれなりによくできています。よくできていますが、どれも分量が少なすぎます。西洋医学なら解剖学・生理学・病理学・生化学なんかは医学部の学生が使うようなのを、学生時代からそろえて目を通しておくべきです。今必要ないと思っても、臨床をやっていると必要になってきます。そのときに、「たしかあの本の、あのあたりに書いてあったよな」みたいな感じで、必要なときにすぐに参照できるようになります。 東洋医学ならまず漢文の勉強、私が受験生だった頃の定番の受験参考書をそろえてじっくり学びましょう。いま文庫本で何冊も出ています加地伸之先生の『漢文法基礎』や西田太一先生の『漢文の語法』は文法より、前野彬先生の『精講 漢文』は読解よりです。日本文法なら小西甚一先生の『古文の読解』『古文の研究法』あたりですかね。ざっと目を通したら浦山きか先生の『漢文で読む『霊枢』』がおすすめです。これらを通読することで、大学文学部系の基礎教養課程くらいの知識にはなるかと思います。 その次は中国の古代哲学の基本図書。石田秀美先生の『気 流れる身体』『中国医学思想史』は必須です。それから浅野裕一先生の『古代中国の宇宙論』、岡田英弘先生の『岡田英弘著作集』のⅠ~Ⅳ、井筒俊彦先生の『意識と本質』。岡田先生の本は「中国/中国人/漢文とは何か?」っていう中国を学ぶための基本前提を学ぶことが出来ますし、井筒先生の本は東西の古代哲学に通底する神秘哲学の基本構造がわかります。浅野先生の本は『内経』が書かれたバックボーン、石田先生はそれらをふまえた中国医学論みたいな感じです。こういった基礎教養をふまえて東洋医学系の教科書を読むと、欠点なんかも見えてきます。 >師匠がいらっしゃった方が良いでしょうか? 今の中高生は国語の時間に『徒然草』なんてまなばないでしょうか?第五十二段に「少しのことにも、あらまほしきは先達なり」という、教科書の定番だった有名な言葉がでてきます。「ちょっとしたことでも教え導いてくれる先生が必要だ」という意味です(短いのでググって全文読んでみてください)。お金があればいろんな先生の治療をうけるところからはじめるといいです。多くの先生は学生と伝えるとあれこれ教えながら治療してくれますよ。勉強会にもいろいろ参加するといいです。その中から真剣に教えを請うべき人を選ぶといいです。ただ、選ぶといってもこちらの教養の程度に応じて変わりますので、最低限上に挙げた本くらいは読みましょうということです。ぶっちゃけ古典鍼灸といっても師匠もいずに俺様古典解釈をしている先生がたくさんいます、といいうか過半数はそうです。伝承を受けていない(口伝を知らない)、脉診もろくに出来ない有名『内経』研究者・古典の翻訳者なんてなんて方もたくさんいます。そういうのを見分けるのにもこちらの基礎教養が必要なんです。 まあ治ればなんでもいいとは思いますけど、あなたが20代ならぜひ遠回りをして基礎教養を身につけ、王道を歩いてください。 お返事が遅くなるかもしれませんけど、いろいろ質問してくださいね。

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かしま鍼灸治療院

かしま鍼灸治療院

西暦2000年から大阪天満宮・南森町で鍼灸・推拿治療院やってます。免許とって31年。 中国の古い流派の中国医学を学んでいます。 中華伝承医学を学びたい方はご連絡下さい。出張講義も可能です。 HP:http://kashima-hariq.com 公式LINEアカウント https://t.co/JBb8XScgmd

一般の方、プロの方中国医学に関心のある方はなんでも質問してください。宗教的な修行で生じた肉体的精神的に問題、スピリチュアルエマージェンシーにも対応できるものがあります。

かしま鍼灸治療院さんが

「いいね」した質問

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2024年12月26日

質問ではありませんが台湾の中医のことが出ていたので。 台湾の(医大で行われる)中医教育は大陸のテキストを使っているので大陸とそれほど変わりないと思います。また医大での中医教育を受けずとも中医の国試を受ける道が以前は開かれていましたが10年以上前に廃止されています。

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2024年12月24日

二点の質問をさせて頂きます。 1、経穴学で推奨している書籍はありますか? 3、鍼灸学において六病位をどのように解釈しますか?

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2024年12月18日

中医学の観点で治療した場合、患者さんに治療方針や施術内容を説明するときどのように説明されていますでしょうか。 例えば、腎虚で復溜穴を使った理由を説明する時に、伝わりやすく誤解を招きにくい説明ができないか悩んでいます。 単に腎臓が悪いですというのは違う気がしています。

かしま鍼灸治療院さんが

最近答えた質問

06月06日

左右の尺中は何を診る部位でしょうか。ものによってその定義は様々なわけですが、右が腎陰と言われても腎陽でも両方ありうるかなとも感じています。あるいは命門は陰なのか陽なのか。

05月21日

はじめまして。鍼灸学生2年生です。 鍼灸専門学校は国家資格のための勉強なので、臨床、治療の技術に繋がらないなと感じています。今のままでは治療の戦略にまったくなれないかもしれません。 力をつけるために鍼でも灸でもオススメの方法はありますでしょうか?毎日鍼は自分に刺してはいます。 師匠がいらっしゃった方が良いでしょうか? その場合師匠を探す、なって頂くにはどのようにするのが良いかアドバイスを頂けると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

05月07日

先生にとって王叔和はどういう存在でしょうか。