こんにちは。いつも楽しく読ませていただいています。
ドキュメントと会議について質問させていただきたいです。
スタートアップで1人PMを行っていますが、MTGが増えがちになります。
特にUIデザイン開始後の会議が多くなります。仕様の合意にあたって営業やエンジニアにとってやはりUIデザインがあったほうがわかりやすく、フィードバックと修正が繰り返されるからです。
会議の頻繁な調整はコストになっているのと、何より会議が開かれるまでが待ちになってしまう点を課題に感じています。
テキストコミュニケーションと会議の使い分け、はどのように考えていらっしゃいますか?

Akiさん
会議が必要になる構造をいかに潰していくか、という捉え方をするのがよさそうです。特に気になるのはUIデザイン開始後の話で、「UIを見ないと意思決定できないほど、仕様の言語化が不十分」という状態なのではと懸念しています。UI議論はデザインの出来ではなく「意図との整合性」に集中したいところなのですが、現状それができているでしょうか?もしできていなければ、「何を」「なぜ」作るかの意図をドキュメントで明文化する・全員に読ませるところから始めてみてください。
会議を減らすには「会議は非同期の限界を超えたときの最終手段」と位置づけるのが最もよく、非同期コミュニケーションの難しさをいかに排除できるかが鍵です。「正しいチャンネルで議論する」みたいな初歩的なこととか、「Slackのスレで合意したものを現時点での合意としてドキュメントにまとめる」というような方法でスレを読み込む労力を全員から取り除くとか。あとは、よく出る質問をテンプレにしておいて予め潰しておくのも効果的です。「このUIの意図は何?」「主要KPIは?」みたいな、大体いつも聞かれるやつです。
会議を待つのを防ぐには、なるべく定例の会議を潰していくことと、非同期で期限つきコミュニケーション(明日18時までにレビューお願いします、など)をガンガン仕掛けることじゃないですかね。
とはいえテキストコミュニケーションにも限界はあって、基本的には、
・言葉の定義が食い違っているなど非同期でやるのがちょっと厳しい時
・誰かが不安や不信感を抱えていてコミュニケーション上の機微が必要な時
・議論を適切にファシリテーションしながら発散させたい時
などは会議が好ましいと思っています。