こんにちは、いつもひっそりとポスト楽しませてもらっています。
また、非常にバンカーさんを尊敬しています。
しかしながら、①IBD業務の面白さ②IBDの実際の業務が理解できません。
①
1点目に関しては"助言"業務の何が面白いのでしょうか?FASが相手にするようなクライアントのようにMAに慣れていない企業やかつての時代なら理解できます。
しかしながら外資IBDが担当するような企業はもはや社内に一定の人材がいるのではないでしょうか?IBDが第三者として必要な理由はわかる一方で、バンカーさんや他の人が業務に愛着を持っている意味がわかりません。側から見たらゴルファーに助言するキャディーにしか見えません。MAだけでなく資金調達も同様になんのやりがいがあるのかさっぱりです。(新聞に載ることが〜っていう人がいますが、そんなしょぼいことでやりがい感じるの?と思います)
たとえコンプが下がっても事業会社含めてバイサイドの方が面白いのではないでしょうか?
②
IBDとモデリングが掛けられ、最近ではAIによる失職など揶揄されていると思います。この議論でバンカーさん含むIBD従事者はモデリングは業務のほんの一部に過ぎないと意見しているかと思われます。そこで質問ですが、IBDでは9:00-26:00?の間どのようなスケジュールでどのような業務をしているのでしょうか?
誠に勝手ながらこの手の疑問を持っている人や質問者は他にもいると思いますので、これを最後に回答していただけると幸いです。

港区M&Aバンカーさん
ファンレターありがとうございます。
①は映画監督やるなら俳優になりたいみたいな話と同じで極論すぎる印象です。いうまでもなく両者は全然違う仕事です。
我々の仕事の本質は助言です。助言は時に当事者よりも難しく、逡巡することが多いです。自分が動くのではなく、自分の言葉で相手を動かす必要があります。他人をアドバイスすることについて、やりがいを見出せるかどうかにつきると思います。
また、当事者で関与できるM&Aはせいぜい人生で5件が上限でしょう。一方で私は35歳にしてもう多分30件くらいクロージングしているわけです。件数が多いということは、それだけ偏りのないものの見方と経験を積み、それだけ多くの映画を見てきわけです。
一方で、何を面白いと感じるのかは人それぞれで良いと思ってます。キャリアに正解はなく、この仕事が万人に向いてるとは思っていません。それに、面白さを感じられないなら、いずれにせよ上にはいけないと思います。
②AIについての言説は愚問ですね。モデリングなんて全体の業務の10%未満だと思いますね。私の場合、ちゃんとしたモデルを作るのは多分年に3個あれば多い方という感覚です。
それ以外の時間は、助言や思考や検討が50%、雑用が40%ですね。俯瞰するとM&Aは関係者みんなが合意する行為なので、そのためには合意までのプロセスが必要になります。要は英釜の筋書き作りから始まり、その通りに映画のスポンサーや、ポット出の新人俳優や勘違いわがまま女優や、カメラマンや照明や音声やメイクさんや衣装さんや調達係を動かすのが映画監督の仕事です。スタジオを借りたり、撮影スケジュールを管理したり、スポンサーへの定期報告、宣伝やロードショーの打ち出し方を考えることなども含みますよ。
もっと聞きたければもっと話せるので追加で質問ください。