入社4-5年で、他同期より不努力で実績も残せておらず、ケツに火がついて勉強し始めました。 今まで余暇だった分を勉強に当てる中で、分からない事が多くて辛く、追いつくために睡眠を削っているからか体調も悪いです。これは、今までサボったツケとして仕方がないというか、誰もが通る普通の事なのでしょうか。

まあ、だいたいそうです。 全力で頑張っているときは、苦しくて、格好悪くて、心も体も休まらないことが多いです。誰もがそうだと思います。 ただ、いつ努力するかによって、その大変さは多少変わります。 １　新卒１年目 ２　20代後半 ３　30代 １　新卒１年目 新卒１年目で努力するのが一番簡単ですね。失敗しても大目に見てもらえますから、うまくいけば評価され、失敗すれば応援されるという環境になります。先輩社員からも「期待の新人」とみなされるでしょうし、必要なサポートも受けやすいでしょう。努力すること自体は大変だが、周囲かサポートしてくれる、という感じでしょうか。 途中から複利の効果も生じます。能力が向上して評価されると、より良い成長機会を得られるようになります。より難しい仕事や、より重要な仕事を与えられます。これらを経験することで、成長のスピードはどんどん高まっていきます。 ２　20代後半 一方で、最初の数年間でサボってしまうと、周囲からは「能力の低い若手」という評価を受けてしまいます。重要な仕事は来ませんし、頼まなければサポートも得られません。勇気を振り絞って上司に相談しても、それは以前説明したよね？とか言われてしまいます。実際、上司が以前説明したのは事実で、説明してもらったときにサボっていただけだと思います。 もっとも、20代後半であれば、まだ何とかなります。頑張っていれば、周囲からも「あいつ、心を入れ替えて頑張り始めたようだし、ちょっと応援してやるか」とか思ってもらえるかもしれません。トップ層になれなくても、エース級になることはできるでしょう。 ３　30代 30代で頑張り始めるのは、ちょっと遅すぎですね。ここから頑張っても、成長機会を得られないと思います。重要な仕事や面白い仕事は、活躍している人に与えられます。そういう業務を経験することで、優秀層はもっと実力をつけていきます。 一方で、30代までに活躍できなかった人は、残り物の仕事しか与えられないんですよね。この段階になってしまうと、どれだけ一生懸命仕事をしたところで、成果は出ません。重要な仕事を経験することができないからです。 まとめると、今が頑張りどきだと思います。頑張り始めるのがあと3年遅かったら厳しい状況だったと思います。新卒4-5年目であれば、まだ間に合うでしょう。 1つ気を付けないといけないのは、4-5年目とは言え、既にそれなりに差がついているだろうということです。最前線の人に追いつくのは既に難しいと思いますし、それは目標にしないほうが良いと思います。 努力というのは、成果が出ないと続きません。成果を出すために重要なのは、成果のハードルを下げておくことです。低めの目標を設定し、それを着実に達成していくことで、努力する習慣がつくと思います。