その事例の真偽は不明ですが、真でもおかしくないとは思います。
私が実際に見かけた初歩的なミスをご紹介します。おおむねMBBかBIG4です。真偽判断はお任せします。
1 転記のズレ
シートをまたいだ転記の際に、参照先が1年ずつズレていた
(2025年の売上高を2026年の列に記載し、結果としてOPシートの売上や利益がすべて間違っていた、というイメージ)
2 集計漏れ
販管費の項目のうち1つを、合計に含めていなかった
(10項目ある販管費のうち、9項目の合計値を販管費として扱っていた、というイメージ)
3 支払利息を営業利益より上で計算
営業利益の定義を分かっていない
4 謎の税還付を想定
法人税等を税引前利益×税率で計算した結果、赤字の年は法人税等がマイナス(税還付)になっていた
5 減価償却費を計算できない
設備投資費が毎年変動しているのに、減価償却費は実績を横置きしていた
(指摘すると、「減価償却費を設備投資費に連動させる方法を教えて」と言われ、なぜか私が作業をした)
6 インフレ調整
顧客から「インフレの影響を考慮してほしい」と言われ、売上高だけにインフレ率を設定
費用には適用されていないので、インフレが進むと爆益になる計画になった
7 為替調整
顧客から「為替の影響を分析してほしい」と言われ、すべての項目を外貨建てで記載
表示通貨を変えただけで、為替の影響は何も分析されていない
(この案件では、原材料の一部が外貨での調達だったため、その項目だけを変えるのが正しい)
8 SUBTOTAL関数の濫用
売上高や費用の集計をSUBTOTAL関数(109)で行っていたため、アウトラインを開くと数字が変わる
9 資金ショート
貸借対照表の将来値について、現預金が普通にマイナスになっている
10 モデル内での矛盾
1つのモデルにおいて、設備投資費が2か所で計算されており、なぜか数字が違う
(指摘すると、「保守的に見て、金額の大きいほうを採用しますね」という謎の解決策が提示される)
特に記憶に残っているのは5です。
新卒1年目のころ、私が最初にコンサルと一緒に仕事をした案件で発生した事案です。
MBBのマネージャーが、当時新卒1年目だった私に「計算の仕方が分からないから教えて」と言ってきて、私がその人に説明をしながら作業をしました。
このせいで第一印象が最悪だったうえ、その後のキャリアで信用を回復してくれるような出来事もなかったので、この頃から一貫して私はコンサルを評価していません。