こんばんは!CLMについてつぶやいていらっしゃったと思うのですが、質問させてください。
未経験でJTC法務部に転職したのですが、平均年齢が高く(要はおじさんばっかりという意味です)、DX化に後ろ向きな人ばかりです。
契約書管理に限らず、とにかくアナログな方法で仕事をしたがる方が多く、効率化を図りたい私からすると、本当にうんざりします。
無駄な作業をあえてやってる方が、仕事をしている感は出せるので、それが目的なのかな?と思うくらいです。
ただ、上層部からはDX化と業務効率化を推進するように言われているので、会社としてもおじさんたちの古くさいやり方を残すべきでないと思っています。どのくらい効率化されるのかを数字で示す・上層部にけしかけておじさんたちのやり方を変えられるように仕向ける等、色々頑張ってはみているのですが、おじさんたちはなかなか頑固です。ご助言いただけませんでしょうか。。。
KATAOKA Genichiさん
こんばんは!
業務の効率化に関する考え方の違いから生じるストレスについてはよく理解できます。
他方で、今の運用を変えたくないと思う「おじさん」の気持ちもまた理解できるところがあります。現状に特に不都合を感じていない場合に運用を変えることって、少なくとも短期的には単なるコスト増でしかないんですよね。多くの場合、「無駄な作業をあえてやっている」というわけでもないし、質問者さんのやることに反対しようと最初から決めて対応しているわけでもないはずです。単に、なんで大変な思いをして現状の運用を変えなきゃならないのか、心底疑問に思っているというのが実態に近いんじゃなかろうか。(もし、単におじさんが嫌なやつで、質問者さんの邪魔や嫌がらせばかりしてくるような場合には、とっとと転職した方がいいと思います。そういう人は変わらないです。)
このような状況を変えるのはなかなか骨が折れるわけですが、方法はないわけではありません。
例えば、
1.あなたが部門長になって、権力を使って変化を起こす
2.おじさんから「あいつの言うことなら間違いないはず」と認められる存在になり、影響力を使って変化を起こす
というのは、時間はかかりますが間違いのないやり方です。昔の有名なドラマにも「正しいことをしたかったら偉くなれ」という台詞がありました。)
とはいえ、1も2もかなりの時間がかかりますし、時間をかけても実現できるかはわかりません。そこで、もう少し現実的な解決法を考えると、
3.おじさんより偉い人又はおじさんに対して強い影響力を発揮できる人に味方になってもらって、自分の代わりに「●●しろ。詳細はあいつの言うとおりにやれ」と言ってもらう
ということが考えられます。質問者さんも「上層部にけしかけておじさんたちのやり方を変えられるように仕向ける」ことを試みていらっしゃるので、その方向ですね。ただ、それが奏功していないということは、おじさんに対する依頼先の影響力が足りていないか、依頼先によるプッシュが足りていないということになりそうです。前者の場合はターゲットを変えてちゃんと影響力を及ぼせる人に協力して貰う必要があります。後者の場合は、偉い人を籠絡しきれていないのかもしれません。理屈の優劣ではなく、人としてお気に入りになることを目指しましょう。
くれぐれも、正しさでぶん殴るのはやめておきましょうね。正しさには人を変える力はありませんから。
さて、少し話の角度を変えると、もしかすると質問者さんは、おじさんたちにとって明確に「敵」なんじゃないかって気がするんですよね。人は敵対者の言うことはきかないものです。だって敵ですから。なので、おじさんの行動や考え方を変えたかったら、おじさんの味方になることもおすすめしたいと思います。
おじさんを無駄な仕事をしている頑固で正しい方向に導くべき存在としてではなく、いろんな思いや感情や歴史の積み重ねを持つ一人の人間として接してみると、意外に相手の方から心を開いてくれることもあったりします。
もちろん、こういう北風と太陽みたいなやり方が常にうまく行くわけではないですし、心情的にはいまいち納得できないところもあるかもしれないので、必ずそうすべきということではありません。でも、まだ試していないのであれば、やってみる価値はあると思います。いい人なんだけどやり方が古いんだよね、みたいなパターンのときは、特に。
それでは、うまくいくことをお祈りしてます〜