激務時代を振り返ってなお、その経験はあって良かったなと思われますか?
私は、月の残業時間が月150時間程度で、世間的には激務でありつつも、個人的には許容できるラインであり、もう少しストレッチした方が良いのかもと思うので、お聞きしている次第です。20代後半です。

ネルさん
そういう観点で考えたことはあまりありません。
1 激務をするしかなかった
2 激務をしたからには、その経験を生かすしかない
3 激務の期間はどうか
4 激務の塩梅について
1 激務をするしかなかった
まず、私が就職活動をしたのは働き方改革前です。当時は、ハードワークをするのがかっこいいという風潮があり、多くの優秀な就活生は、ハードワークができる会社への就職を希望していました。
例えば、人気企業の1社であったベイン&カンパニーなんかは、就活の合同説明会で「Work Hard, Play Hard. Bain & Company」みたいな垂れ幕を掲げていたくらいです。(ベインに関しては今もそうかもしれませんが。)
ハードワークが美徳とされる時代に、私はハードワークをできる能力を持っていて、超一流企業から内定をとれるだけの準備ができていました。その状況で、ハードワークをしないという選択肢は、事実上なかったと言えます。
ほかに選択肢がなかった以上、激務をやってよかったか?みたいな振り返り方はしていません。激務を経験したことは前提として、この後のキャリアをどうするか?と考えていました。
2 激務をしたからには、その経験を生かすしかない
激務の活かし方は3つあります。
(a)激務を続けて、競争社会の勝者を目指す
(b)激務で得たお金を使って、セミFIREする
(c)激務で得た能力を使って、楽に働く
(a)私は激務を経験してみて、「労働時間が長すぎる、さすがにアホらしい」としか思わなかったので、競争を続ける選択肢はありませんでした。当然ながら、私の周囲には、今でも競争をしている人がいます。純粋にすごいなと思っています。
(b)次に、激務な企業はだいたい高給なので、お金を貯めてセミFIREするというのも1つの案です。今よりも物価や給与が安かった時代でも、6~7年で5,000万円くらい貯める人は普通にいたので、これも1つの方向性です。
(c)最後に、ホワイト企業に転職する人もいます。転職後も世間一般よりは働くんですけど、激務経験者にとっては、ゆるふわです。仕事能力にも余力があるので、ホワイト企業で、ほどほどに働いてほどほどの成果を出します。
私は、基本的に(c)の路線ですね。(a)や(b)も検討はしましたが、(c)でよいという判断をしました。
3 激務の期間はどうか
振り返ってみると、もう少し(b)の路線を追求してもよかったかなとは思っています。
私も、今はセミFIREの状態にあるのですが、当時もう少しお金を貯めてから辞めれば、もっとゆとりのある財務状況になっていたはずなので、惜しいことをしたとは思っています。
ただ、これは結果論ですね。足元で急激にインフレが進んだから、私の中で相対的なお金の価値が上がっただけかもしれません。
4 激務の塩梅について
喉元過ぎれば熱さを忘れるというやつだとは思いますが、全体的に、もう少し続けてもよかった、という感覚はあります。ただ、「もう少し」に限ります。長期間にわたって激務をすべきだったとは思っていません。
ご質問者さんの場合も、もう少し頑張れると感じるのであれば、もう少し頑張ってみるのもよいかもしれません。ただ、「もう少し」にしておいたほうが賢明だと思います。激務というのは、無理をすると死にますからね。