夜分遅くにも関わらず、ご回答ありがとうございました。購入する意思決定が出来ました。
また、回答2に関して、追加で2点ご質問させてください。
1
「開示されたデータの整形」に関しては、『現在のBS項目をクライアントのビジネスモデルを鑑みて、適切な粒度で簡素化した三表モデルに落とし込むための準備作業』といった認識で宜しいでしょうか。
2
そうなると、ネルさんの講義をもとにモデルを組む→スクラッチから自分で作成してみる作業を繰り返すことが該当フェーズのトレーニングとして有効になるといったことでしょうか。
理解が浅く、回答に負担がかかるご質問で大変申し訳ございません。

ネルさん
ご質問ありがとうございます。
回答は以下のとおりです。
>1 「開示されたデータの整形」に関しては、『現在のBS項目をクライアントのビジネスモデルを鑑みて、適切な粒度で簡素化した三表モデルに落とし込むための準備作業』といった認識で宜しいでしょうか。
これは違います。PDFで開示された事業計画をエクセルに手入力するとか、業績プレゼンの数字と決算書の数字が矛盾しているので問い合わせるとか、そういうタスクのことです。
数字が欠損していることもよくあります。PLは過去5年・将来3年と開示されているのに、BSは過去1年のみしか開示されていない、みたいなケースも多いです。追加開示を要求したり、場合によっては推定値で補完したりして、財務モデルを組める状態までもっていく必要があります。
この点は、実務未経験者がときどき躓くポイントです。実務未経験者は、「情報が揃っていないのでモデルが組めない」と考えがちですが、実務においては、情報は揃っていないのが基本です。一定の仮置きや推定をしたり、諦めて簡易化したりするスキルが必須になります。
>2 そうなると、ネルさんの講義をもとにモデルを組む→スクラッチから自分で作成してみる作業を繰り返すことが該当フェーズのトレーニングとして有効になるといったことでしょうか。
上記のような前工程は、講座内では扱っていません。また、業務外で練習するのはなかなか難しいと思います。
念のための補足ですが、本講座は基本的にはFAの方向けではありません。
FAの仕事に就いている場合、上記のような前工程を担当しながら上司がモデルを作成しているのを見て、仕事の合間(主に土日)に練習することで、新卒2-3年目までには自然とモデリングスキルが身についていることが多いからです。
どちらかというと、業務だけではモデリングスキルが身につかない業種の方(経営企画、監査法人、コンサルティングファームなど)にご受講いただくことを想定して作成しております。
もっとも、前工程を担当する場合でも、簡単なモデルは作れたほうがよい(=講座でいえばPart1レベル)ですし、残業して自己研鑽をするのが許されない時代になってきているので、暇なうちに習得しておくのもよいことだとは思います。