ご回答、ありがとうございます。職場内で、こうしたご相談を出来る人もおらず、勉強になります。 ちなみに、レベルの低い職場へ転職すると、必然的に給料は下がると思うのですが、そこは心理的安定性やアップサイドの転職を後々狙える可能性に懸けるべき、という考え方でしょうか？

給与は下がると思いますので、給与と精神衛生を交換するというイメージになります。 A　周囲から見下され、退職勧奨に怯えながら年収800万円をもらう B　周囲から対等に扱われ、自尊心を保ちながら年収600万円をもらう で比較して、どちらがマシかという問題です。年収の数字は適当なので、A×70%＝Bくらいになると考えていただけばと思います。 原則としては、Bのほうが生きやすいと思います。自分だけが無能な環境で働くのは、精神的にはかなり大変ですからね。 例外的にAのほうが良いケースがあるとしたら、4つのパターンが考えられます。例外は割と多いと思います。 1つ目は、Bを選ぶと給与が低くなりすぎて、生活に困るというパターンです。この場合は、Aを選ぶしかありません。ご質問文から、給与を下げても生活に困るというわけではないと推察しています。 2つ目は、転職をしたとしても無能側から抜け出せないというパターンです。周囲から見下される年収800万円と、周囲から見下される年収600万円なら、前者のほうがマシになります。 3つ目は、精神的にタフすぎて、Aの環境でも図太く勤続できるというパターンです。ご質問文を拝見するかぎりでは、現状に相応のストレスを感じているように見えますので、このパターンには該当しないと思います。 4つ目は、趣味や家庭が充実しており、職場がAの状況だったとしても、それなりに楽しく生きていけるというパターンです。 ご質問者さんの場合、上記の2つ目のパターンが発生する可能性が高いので、安易に年収を下げる転職をするのはおすすめしません。 転職はあくまで、評判をリセットするためのものだと考えましょう。転職した場合でも、基本的には無能側からのスタートになると考えておいたほうが良いです。 まずは「優秀ではないが、まじめに仕事をしている人」という評価を目指すことになると思います。その後も頑張り続ければ、40歳くらいで「平均的な社員」という位置づけになれるかもしれません。 正直、ご質問者さんが目指すべきはそのくらいの評価です。今から大逆転をして、転職先でエースになって、その後のキャリアでアップサイドを狙える、みたいな願望を持つのはおすすめしません。現実を見ましょう。 もう1つの戦略として、上記の4つ目のパターンを目指すという方法があります。個人的には、こちらのほうがおすすめです。 率直に申し上げると、30歳までサボり続けて、社内で有名な無能になってしまうようなご質問者さんが、転職したくらいで仕事を頑張れるようになるとは、到底思えません。どうせ転職先でも仕事をサボると思います。 それなら、仕事は生活費を稼ぐためのものだと割り切って、趣味によって人生を充実させることを狙うほうが、成功確率が高いと思います。 もちろん、何かの拍子で解雇され、生活保護などになってしまう可能性はありますが、それは仕方ないと思います。こうなった場合、仕事を頑張らなかったご質問者さんが悪いので、ご自身の境遇を潔く受け入れましょう。