実家に帰省中ですが居場所がなく、打開策を検討している30代前半独身です。
数年前までは帰省すると両親から歓迎されていて俺様が帰ってきてやったぞといった態度で帰省していました。しかし兄に子供ができてから両親の興味が孫に向き、私はぞんざいに扱われている気がします。
学歴と社格では兄に優っているのに、結婚して子供ができたという点で優先順位が下がったと考えています。結婚して子供ができればこの状況が変わるでしょうか?
結婚はコスパ悪いと思って全く考えもしてませんでした。最近は休日にやることもなく遊ぶ友達もいないので婚活してみようかと思いますが資産形成面的に心配です。

中田:‖さん
誤解されているようですが、空間の中に赤ん坊がいたら強制的にその子が中心に会話が回るんですよ。首相や大統領が幼児を前にしてぎこちない動きをしているちょっとカッコ悪い映像を見たことがありませんか。赤ん坊や幼児は大人のように忖度してくれないので首相や大統領級の偉い人でさえ子供の側に合わせた動きをせざるを得ず、それに慣れていないとああいう動きになるのです。「泣く子には勝てない」という言葉は大人としての権威や権力が通じない状態を嘆く言葉なのです。学歴や社格を背景に「俺様が帰ってきてやった」とふんぞり返っている質問者さんと赤ん坊だったら比べるまでもなく赤ん坊の方が偉いに決まっています。そして会話の流れ的に、赤ん坊についての会話はその親が関わることが多いからこそ、赤ん坊の次にその親が中心的な人物になるというわけですね。
とはいえ、この程度のことで結論が「婚活してみようか」になるのはいささか拙速です。結婚はコスパが悪いと思っていたとのことですが、パフォーマンスはどのような尺度で測っていますか?「実家に帰った時の親からの注目度」なのだとしたらやっぱりコスパはめちゃくちゃ悪いと言わざるを得ません。いや、よしんば質問者さんにとって「親からの注目を浴びること」こそ人生のパフォーマンスを決定づけるものなのだとしたら、結婚してもそれが解消するとは限らないどころか、実家に帰っていない時間のコスパの悪さとどう折り合いをつけるのか、親御さんがいなくなった時にどうなるのかなど課題は尽きません。
本来、30代というのは「誰かにかまってもらう」年齢ではなく「誰かをかまってあげる」年齢なのです。親にかまってもらえなくて不安を覚えてしまうのは、未だにご自身のマインドが「親にかまってもらう子供」だからです。だからこそ、あろうことか親の愛を奪いに来ている赤ん坊とその親に敵愾心が生まれてしまう。本来は一緒にその赤ん坊を守ってあげねばならない立場なのです。
最後の「資産形成面的に心配」という一言も未だかまってもらう側のマインドである一端に見えます。自分のために資産を溜めたいと思っているのなら結婚も子育てもコスパは最悪なのでお勧めはしません。結婚や子育ては、自分のための人生に飽きて誰かのために生きたいと思った人に向いている進路です。そう考えた時、資産形成は「誰のために使うのか」という全く別の観点で考えるようになります。誰かを守るためには資産が必要なのだ、という観点で資産形成を考えるようになったら結婚・育児もアリだと思います。