親との付き合い方に悩む30代女性です。非常にセンシティブなトピックを含み申し訳ございません。
私の家族構成は、私と妹二人の三人姉妹、自営業の父と専業主婦の母がおります。
私は、両親が金銭面では何一つ不自由なく私たちを育ててくれた実感がある一方で、父親からの暴力やモラハラ的言動に幼少期から悩んでおりました。父は些細なことで激昂しやすく、「俺を睨んでいる」などと言いがかりに近い要因で怒鳴られる、殴られる、私が作ったもの(お菓子や料理)を壁に投げつけられる、「お前を殺しても俺は出所後普通の暮らしに戻れる」と脅されるなどの言動が日常的にありました。
大学進学と共に家を出て、その後はコミュニケーションが限定的であったために父とは大きなトラブルなく過ごしてきました。
そんな時、父が私と妹に対して性的虐待を行っていたことが発覚しました。具体的には胸の写真を撮っていました。確かに高校生の時、入浴中に父が乱入してくることはありましたが、当時はそれを娘を性的に見ているとは感じず、家庭内での自分の権力を示す行為だと認識していたのですが、胸の写真を撮っていたことから、あれも性的な目で見ていたのか?と疑念が湧きました。ただ、確かに父はセクハラ的な言動があり、例えば実際の婦女暴行事件の話を女性器の名前を何度も口にしながら私に話して反応を見るようなことはありました。
母は父との関係に波風を立てたくないようで、私と妹に対しては「父の人格を今更変えるのは無理なのだから接待だと思って接して」「仲良くしないと遺産がもらえない」などと言ってきています。また、母の希望としては実家にもっと頻繁に帰省しその際は父の機嫌も取って欲しいようです。
中田さんへのご質問ですが、このような関係の中で、父どのような対応をすべきかアドバイスいただけますと幸いです。母は家を離れると父に嫌味を言われるため、実家で私達と会いたいようで、私も母の要望は叶えたいものの父に会うのがきついです。
どうぞよろしくお願いいたします
中田:‖さん
辛いことを申さねばなりませんが、残念ながら父親だけでなく母親も「共犯」とみなして距離を取り続けなければなりません。主犯はもちろん父親ですが、その父親から加害されている娘2人を差し出して「自分の」被害を緩和して「自分の」遺産を確保したいと思う動機は極めて自己中心的であり、親としてあってはならない判断です。大局的に見ればそれは娘を風俗に売り飛ばして自分は金を得る行為と変わりありません。性加害の主犯に売り飛ばす行為もまた共犯であり、重罪なのです。
母親はどうするべきだったか?遺産など無視して離婚して娘2人を守るべきだったのです。自分が働いてでも守り抜くべきだったのです。現代ではシングルマザーを保護する制度はいくらでもありますから餓死することなどありません。お母様はしかし、自分が苦労して働いて家族を守る生活ではなく、娘を加害者に差し出して自分の遺産を守る選択をしました。その行為を看過してはなりません。
もうご両親とかかわるのはやめましょう。米国では(最近は日本でも)親を性加害で告発し裁判にかける例がいくらでもありますが、そこまでするかどうかは質問者さんの裁量です。多くの場合、裁判自体が心を疲弊させてしまうので、ご両親が罪を償うまで(その様子ですと当面は難しいでしょうが)距離を取り続けるというのが現実的な解になりましょう。まずは「母親の願いを叶えたい」という部分のご認識を改めなければなりません。お母様も加害者であり、その願望はあなたがたしまいに対する加害の願望と自己保身の願望です。叶えてはなりません。
まずはご自身の心と体を大事にされることを心から願っております。お辛い進言となりましたのでTipsはお返しさせて頂くとして、ご両親の目に触れないようTLからも削除させていただきますね。今後何かご質問を頂ける時には匿名質問もご活用頂ければと思います。