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2022年05月10日

質問者さん

國松先生、初めまして。 私は今年の4月から初期研修医1年目として働いております。 新米医師として臨床の現場で働く事で、学生の頃にはなかったような疑問が生まれたり、上級医の先生から色々な知識を教わったりと、日々とても充実しています。 ただ、先生から教えてもらったことや自分で調べたことをメモ帳に書いても、メモを整理する時間が取れず悩んでいます。毎日メモの量だけがどんどん増えていくという現状です。せっかく得た知識はしっかり自分のものにしたいので、メモを単なるメモとして終わらせたくないです。 先生は文献などで得た新しい知識をどのようにして自分の中に定着させていますか? もしよろしければ、先生なりのやり方をご教示頂きたいです。 よろしくお願い致します。

2022年05月10日

國松淳和

國松淳和さん

お便りありがとうございます。 なんと、もしかしたら先生のほうが断然素晴らしいかもしれなくて、私のやり方(方針/ポリシー)は先生に役立たないかもしれません。しかし折角質問されたのでお答えしますね。 私のコアとなるポリシーは、「大事なことは、また必ず登場する(と信じる)」です。 臨床では、その要点などは、頻度の順に沿って何度でも現れるという性質があります。「あ、またこれだ」となることで定着します。 大学受験(あるいはひょっとしたら国試の勉強)などと違い、極めて有用な教科書や問題集を1冊何周でも覚え込むまで(わからないことをそのままにせず)漏らさずやりこむ、という学習は臨床には合わないと思っています。 アドバイスを求めてきた研修医にはそう教えています。どんどんやり、どんどん読み、どんどん捨てていく。後で読み直したり、復習するなんてほぼ無理です。臨床医は忙しいからです。その代わり臨床のいいところは、大事な事柄はまたやってきます。こう教えています。 ということで私のやり方は、研修医のときはちっちゃなメモ帳でしたね。以前はevernoteにただ雑に打ち込む・貼り付けることをしていました。最近はもっと雑になり、slackに自分自身に呟く感じでどんどん簡単に走り書きをしたり、リンクを貼り付けています。 教科書は、多読・乱読をお勧めします。 文献は、読む練習くらいにしておいて、保存は重要視せず(年々アップデートされるので)、丁寧に折に触れ復習すべきは、教科書による解剖学と生理学の整理だと思います。特に解剖ですかね。 頑張ってください! 何かあればまたお便りください。 國松

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國松淳和

國松淳和

内科医の國松です。じつはウィキペディアあります。

医療従事者、医師薬看護学生の皆さん、何かお便りいただければ、なるべくお返事します。 例) ・こんな疑義照会みました! ・おすすめ勉強法 ・ほかなんでも

國松淳和さんが

「いいね」した質問

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10月12日

はじめまして。いつも投稿や著書を楽しく拝読させていただいております。 私は現在医学部5年生です。先生のような科を超えた総合内科医に憧れており、志しています。そこで、これから初期研修から専攻医になるにあたり、身を置く環境(サブスペの診療科や病院)や日々の業務への取り組み方で心掛けたほうがいいことはありますでしょうか。 稚拙な質問で大変恐縮ですが、ご助言頂けますと幸いです。

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09月23日

とある内科専門医試験対策の本で、運動誘発性食物アレルギーの対応に関する問題がありました。 迷った選択肢に、「即効性を期待してステロイドを投与する」というものがありました。結局、それは、間違い選択肢だったのですが…。 必ず、問題集を解いたあと、該当疾患をクニナイで参照するのですが、クニナイでは「経験的にステロイドを使用する」となっておりました。 結局、その選択肢が誤りだったのは、「即効性を期待して」という点だったのでしょうか。 私も、経験的にステロイドを使用するという記憶だったので、少し悩んでいます。 もし、ご教示願えたら幸いです。

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2023年08月29日

雑誌内科の思春期内科 早川先生尾久先生との鼎談とても良いお話でした。中学生の不登校について相談されることもありお伺いしたいのですが医療機関にかかるタイミングとかはありますか。宜しくお願いいたします。

國松淳和さんが

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10月12日

はじめまして。いつも投稿や著書を楽しく拝読させていただいております。 私は現在医学部5年生です。先生のような科を超えた総合内科医に憧れており、志しています。そこで、これから初期研修から専攻医になるにあたり、身を置く環境(サブスペの診療科や病院)や日々の業務への取り組み方で心掛けたほうがいいことはありますでしょうか。 稚拙な質問で大変恐縮ですが、ご助言頂けますと幸いです。

09月27日

いつも勉強させていただいております。病態についてアイデアやご経験があれば教えていただきたいのですが、若い男性で「昨日から排尿時に右膝の裏〜足の裏が痛む」という主訴でした。トイレ以外でも同領域が少し痛いのですが、排尿するときにビリビリ・ジンジンと痛みが強くなるとのことです。その数日後に右膝裏に水疱が出現し再診して帯状疱疹と診断し投薬治療しました。水疱の場所はデルマトームのS2あたりで、排尿反射に関係した症状だったのでしょうか?

09月27日

76歳の内科医です。【國松の内科学】役立つ情報が書いてある、面白くて楽しい 私にとっては。 さて、ひと月ほど前に 経験した症例です。 男子 高校生が 38.5℃の発熱 排尿痛 残尿感で来院するとの連絡があった。夜間診療所の当直でした。 細菌?クラミジア?淋菌 ? 尿道炎⁇ 若い人の前立腺炎⁇ うーん、困ったなぁ❗️という感じだった。 来院して、話を聞くと(土)から咽頭痛、少し咳。今日(日)昼から排尿時痛(排尿の始めから終わりまで)、残尿感。来院時の体温 38.2℃ 先ず 検尿、【全く異常所見なし】 また陰茎、睾丸、副睾丸の視診&触診では特に異常認めず。 更に話を聞くと 小学生の弟が(金)に発熱(37.8℃ )(土)に医療機関を受診して、コロナ検査は陰性。 (日)昼からは解熱している という。 どうすべきか 少し迷ったが、コロナ 検査してみたらなんと【陽性】だった。 コロナの症状で、排尿痛 なんて事もあるのか。 コロナ感染者で排尿痛、、膀胱炎、尿道炎は考えにくく、前立腺炎か(年齢的には極めてレア)、國松先生はこのような症例を経験したり、お聞きになっていますでしょうか。ウイルス感染症、風邪などで尿道炎を起こす事もあるのでしょうか。

國松淳和さんの

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2023年03月01日

いつも先生の書籍で勉強させていただいております。研修医13年目です。 先生は漫画を読みますか? 芥見下々先生の呪術廻戦での、東堂のセリフが医者の成長にも合い通じると思って臨床をしていました。 『 “目”より先に“手”が肥えることはない。 善し悪しを見抜く“目”を養わねば 作品を生み出す“手”の成長は望めない。』 表現者の間でよく使われる文句 これはあらゆるジャンルに共通し、 “目”のよい者の上達速度は そうでない者のそれを遥かに凌駕する。 この目を、先生の連載小説33話でまさに言語化されており感動しました。 この目が他の医師になかなか伝わらないので、ワタクシは誰にも伝えることができずに(多分、変人扱いされかねない笑)いたのです。この目をワタクシも大事に臨床を頑張っていこうと思います。

2023年03月12日

図書券があるので街の本屋さんで1万円分、先生の御本を注文したいと思っています。 リストを本屋さんに渡すので、お勧めの本を教えてください。 医師免許は持っているけどずっと使っていない。そろそろまた医師として働かなければならなくなりそうで、勉強したいのです。

2022年05月21日

國松先生はじめまして。私自身はそこそこおっさんの病院薬剤師です。新人から中堅までは仕事にあまりやりがいを見つけられなかったのですが今は日々の業務を楽しくこなしています。勤めているところが250床くらいの中規模病院のためがん領域と精神科領域に加えて最近は感染領域も任せられるようになりました。しかし何か全てが中途半端になっている印象がありこれからのキャリアプランとして何か一つの武器を強くした方がいいのではないかとも思いながらそつなくこなす毎日です。國松先生自身も何かキャリアプランで考えられている事はありますか?