とあるTOPIX Core30で新卒2年目の方がされていた質問と返答を読んだ大学院生です。
回答者さんが日々、色々な人と関わる中で「準備不足が顕著で、自分が提出した情報の根拠さえ説明できない部下」タイプの人間は、おおむねどのような進路を辿るなあ、と感じますか?
回答のような教育システムによってカバーがされている職場は多々あれど「人を育てる」「後輩を成長させる」に至ることができ、人が変わったように後輩が成長したケースを見たことがありません。
そして後輩自身も、ありえない優先順位や生産性のない自己嫌悪に時間を割いて、今日も明日も明後日も、電車でパソコンを乱打していくでしょう。
ならば、そのような人種は新卒1年目を終えると、どうなっていくのでしょうか。
自分もその人種の一頭角なので、「準備不足」「情報を寄せ集めただけで、使った情報の本質は無知」というケースを何度も発生させています。
自分がつまずきやすいタスクは何か、確認不足、無意識の「こうで合っているだろう」で指摘されたことに類似性はないか(ミスしやすいパターン)全てメモしてあるので同じミスはしないものの、産まれるミスは必ずしも一問一答ではありません。文化部だからこそハキハキ挨拶とお土産アタックで首の皮がなんとか一枚です。
新卒1年目であれば上司に叩き台となってもらい、何度か前々から偽デッドラインを作ってもらえると思います。
しかし、おっしゃる通り、全員が全員厳しく丁寧に指導してくれる社会ではありません。リスキーですから。強く叱ってくれる教授や先輩にいつも感謝しています。変わる変わる詐欺してごめんなさい。
しかし予後は!?日本にはびこる部下タイプたちの予後をどなたかご存知でしょうか、、、!?
冷酷もしくは、救いの未来を教えていただけると助かります。

ネルさん
ご質問ありがとうございます。
新卒4~5年目の時点で無能な人は、定年まで無能なままであることが多いです。
残念ながら、優秀でない人物が、あるとき突然優秀になったりすることはありません。なぜそのようになるのかについて説明します。
1 すでに20年以上生きている
2 社内のリソースに限りがある
3 結果としてどうなるか
4 どうすればよいのか
1 すでに20年以上生きている
社会人の1年目というのは、人生の1年目ではありません。生まれてから社会人になるまでに、20年以上の時間が経っているので、すでにかなりの差がついています。
それゆえに、社会人1年目の時点で、すでに挽回不能な差がついてしまっているケースも多々あります。
先日の質問者は新卒2年目ということでしたので、もしかしたら、ご質問者さんと同い年かもしれません。ご質問者さんから見て、先日の質問者との実力差は感じませんでしたか。大変失礼ながら、私から見ると、結構な実力差がついているように見えています。
2 社内のリソースに限りがある
社会人3~4年目までは、仕事ができなくても上司が気にかけてくれます。しかし、社会人4~5年目になると、自分より下に新人が入ってきます。
次の新人が入ってくると、上司は新人の面倒を見るようになりますし、成長に繋がりそう且つ簡単な仕事は、新人に与えられます。
その結果として、社会人4~5年目時点で無能だった人は、上司から放置され、まともに仕事を与えてもらえず、そのまま成長機会を失ってしまいます。こうなると、本格的に挽回は不可能になります。
最初の3~4年で優秀だとみなされた人は、上司からの支援も受けやすくなり、重要な仕事も任せてもらいやすくなるので、どんどん成長していきます。加速度的に仕事能力の差が広がっていきます。
3 結果としてどうなるか
予後が気になるということでしたので、1つエピソードを紹介しましょう。
私と同じチームで働いていた50代の社員が、半年程度で2回もメールの誤送信をしました。2回とも誤送信に気づいたのは私であり、本人は指摘されるまで自覚がありませんでした。そして、2回とも、私が催促するまで始末書を提出しませんでした。
さすがにレベルが低すぎるので、私は「何年社会人やっていて、『それ』なんですか?」と叱責しました。当時の私は20代後半でしたら、親子くらいの年齢差があります。
そんな若造から、みんなの前で怒られても、その人は一切反省していませんでした。悪びれもせず、今更パワハラだと騒ぐわけでもなく、何も変わらないまま次の日を迎えていました。
そうやって、いろんな人から怒られて、苦言を呈されて、改善を促されて、それでも変わらなかった人の末路は、「50代になっても、初歩的なミスを繰り返して、25歳くらい年下の社員に怒られる人物」になります。
4 どうすればよいのか
じゃあ、無能な人はどうすればよいのか?という話です。
27~28歳までは、とにかく頑張りましょう。もうそれしかありません。本気で仕事をしてみて、優秀な側になれるかどうか粘ってみましょう。まずはそれが大切です。
ご質問者さんには、まだ数年ほど時間が残されているはずです。直ちに焦らないといけない時期ではありませんが、いうほど猶予もありません。20代前半というのはそういう時期です。
さて、このタイムリミットまでに優秀になれなかった場合には、3つの方針があります。
(a)中間層を目指す
(b)レベルの低い職場に転職する
(c)諦める
(a)優秀になることにはタイムリミットがありますが、「ギリギリ無能ではない人物」を目指すのであれば、タイムリミットは特にありません。(上記2に書いたとおり成長機会は減りますが、)27~28歳以降も腐らずに努力を続けていれば、30代後半くらいでは脱無能を果たせるかもしれません。
(b)無能すぎて職場で悪評が広まっている場合や、そもそも仕事が難しすぎるという場合は、職場のレベルを落とすのも一案です。会社のネームバリューや給与は下がるかもしれませんが、30年間にわたって上記3のような扱いを受け続けるくらいなら、身の丈に合った職場に転職したほうが、尊厳が保たれるかもしれません。
(c)仕事は全て諦めて、趣味や家庭を重視するというのも1つの生き方です。もっとも、仕事は1日8時間×週5回を30年間やるわけですから、安易に諦めるのはおすすめしません。仕事で上記3のような扱いを受けながら、幸福な人生を歩むためには、よっぽどプライベートが充実している必要があります。
このような背景により、新人のころに無能だった人は、定年まで無能なままであるケースが高いです。
27~28歳までなら、まだ諦めるような時期ではないので、ひたすらに頑張るしかありません。それ以降になったら、人生におけるキャリアの位置づけについて、冷静に考えるべきタイミングがやってくるでしょう。