こんにちは。転職活動のことでお聞きしたいです。人生初のリファレンスチェックやバックグラウンドチェックを受けることになり、ナーバスです。
上司、同僚、部下(後輩)の3者を選出しなければなりません。同僚は自チームで苦楽を共にした人に頼むのですが、上司と後輩(部下)はほかの部署か他社のパートナー企業で一緒に働いた人にお願いしようと思っています。理由は上司には転職活動をバレたらめんどくさそう、後輩(部下)には一緒に頑張っていこうなどと鼓舞してきたのにお前が辞めるんかい、と思われそうで・・・。
でもマネージャーポジションで応募するなら自分の後輩、部下を選出したほうがいいでしょうか。
自チームから人を出さない=やばい奴、と認定されかねないでしょうか。
あと、個人的に、これって仲良い人によろしく取り計らうようお願いすることも可能だよなあと思うと、このチェックシステムって意味あるのだろうか、という疑問があります。
そして、バックグラウンドチェックですが、専門業者が代行するみたいですが、はたして前職の評価情報など取得できるのでしょうか?
本人の合意を取るとはいえ、そんなことをペラペラと流出させるものなのでしょうか。
そして、私はセクハラ(痴漢行為で犯罪ですわ)を受けて当時の上司に隠ぺいされストレスでちょっとおかしくなって病休、かつ加害者に損害賠償請求までしたことがあるので・・・あんまり評価はよくはないです・・・。仕事はできていたほうですが。
そういう人間を省くためのチェックなのだといわれるとそれまでですが。
ご存じでしたら教えてください。

中田:‖さん
現職にリファレンスチェックかける鬼畜企業はやめとけ定期。転職活動をしていることが明るみになることは現職で決して有利に働かないので現職にリファレンスチェックをさせてはいけません。バックグラウンドチェックも同様です。私は現職の気心の知れた同僚にリファレンスチェックを頼んだことは2度ありましたが、どちらも私と同じタイミングで転職活動をしていた身であり、信頼関係はもとより、ある種の相互確証破壊だったからこそ取れた運用でした。そうでなければ、基本的には現職同僚に依頼することも勧めません。部下も論外です。部下から内心嫌われていたら刺される材料にしかなりません。
そもそもその企業を勧めませんが、名の知れたプライム上場企業でもその鬼畜運用をしているという話はあるので、どうしても行きたいなら交渉の一つの方法として「オファーレターにサインした後ならレファレンスチェックやバックグラウンドチェックを受ける」ことを提示するのは一法です。「私の経歴に仮に虚偽があれば貴社がそれを元に内定を取り消すことは過去の判例に鑑みても可能です。従って私が虚偽の報告をしている場合にはオファー前の状態に戻る方法は貴社には存在します。それに対して、仮に内定前にレファレンスチェックが行われて内定を頂けない場合、私はレファレンスチェック前の状態には不可逆的に戻れなくなってしまいます。従って、「レファレンスチェックの結果、ご縁がなった」時にお互いに元に戻れる方法で契約させてください」と。
それはそれとして、前職の人であれば割と素直に情報はくれると思いますし、そういう人に依頼するべきでしょう。もちろんご自身について相応にポジティブなことを言ってもらえそうな人を選ぶのです。もう一つのお勧めは、現職を既に辞めた元同僚に依頼することです。こういう人は現職の会社にわざわざ通報するリスクは低いですし、既に利害関係が途絶えていることもあってフェアな評価をしてくれやすいとも思います。現職を辞める理由があった人ですから同情してくれやすいのも利点です。
とにもかくにも「内定が出なかった時の担保」を考えて動きましょう。転職先はその1社だけではないのですから、わざわざ不利な条件でリスクを負う必要はありません。