中田さんこんばんは。中田さんちの離乳食はオール市販とお伺いしましたが、アレルギーチェックや手づかみ食べはどうされましたか?
中田さんに勇気をもらいオール市販に移行しつつあるものの、一部自炊から逃れられないのかと思いご相談です…
無問題です、手づかみ食べもアレルギーチェックも自炊とは直接関係がありません!
まず手づかみ食べなんて子供は放っておいたら何でも手で食べようとするので(食べ物ではないものさえ)、レトルトであってもそのうち手で食べようとします。周辺がぐちゃぐちゃになるのが嫌ならベビーせんべいのような赤ちゃん用の手づかみ可能な食べ物をあげればよいのです。食パンをあげてもよいですね。自分でちぎって食べるのは子供も喜びます。ちぎったパンが大きすぎれば注意が必要ですけど、いずれにせよ大人の見守る中で食べるのですから、まずは手で食べたい本人の欲望の赴くままにやらせていればそのうち手で上手に食べます。食べ物で遊んでいるように見えるので一部の親は叱ったり勝手に傷ついたりしていますが(「せっかく丹精込めて作ったのに」と)、レトルトなら労力ゼロで提供しているので遊ぼうが何しようが「せっかく作ったのに」感がないという点でもお勧めですよ。乳児から見たら作られた過程は知りませんしね。
やや余談ながら、アメリカの離乳食は大人用のシリアルに牛乳とパンを注いで数分放置してふやかすだけだったりします。栄養があって食べやすくて安全なら何でもオッケーの世界です。インドでは離乳食に香辛料が入っていたりしますから(もちろん辛くはなくて、ちゃんと「栄養がある」「抗菌作用がある」などの根拠があるのですが)離乳食ひとつとってもお国柄や文化の差が非常に大きく、日本の離乳食も単に文化の問題であるところが大きいと知っておくと鷹揚に構えられるでしょう。他人に見せるものでもありませんし。
そしてアレルギーについては、両親学級などで直接医師の指導を仰ぐことをお勧めしますが(これまた残念なことにネット上や助産師・栄養士からはテキトーな発信が多いのです)、私が両親学級で教わったのは次のようなポイントです。
・様々なアレルギーの中で致死的なのは蕎麦とピーナッツ(+クルミ)の二種類。これらはしばらく食べさせないことに越したことはなく、就学前までの時点でアレルギー検査を受けて事前にチェックする方が安心。ただしアレルギー反応は年齢によって変化するので、検査が早めでもお勧めしない。早すぎることで過度な不安を煽ってしまうこともある。
・逆に言えばこの2種類以外のアレルギーは致死的ではないのでさほど怖がる必要はない。アレルギー症状が出たら医者にかかるという順番でよい。
・実は気を付けた方が良いのは肌から起こるアレルギー反応。最初の接点が食道経由なら起こらないアレルギー反応が、肌から先に触れることで感作してしまい強いアレルギー反応が出てしまうことがある。弱い肌や荒れた肌だとこの危険性が増すので、保湿剤などで肌を守ることが実はアレルギー対策にもなる
ということでした。
参考文献として、Xにもアカウントがある小児科・アレルギー科の先生の本を2冊ご紹介しておきます。
『ほむほむ先生の小児アレルギー教室』
https://amzn.to/461IgfJ
『マンガでわかる! 子どものアトピー性皮膚炎のケア』
https://amzn.to/4qdZEVr
実は、「肌の保護・保湿が重要」と教わった妻は保湿剤をとんでもなく子供に塗りたくる傾向があったのですが、本書に「保湿剤をたっぷり塗ろう:乳児なら小さじ1杯」とあり、むしろこの記述は私から妻に「小さじ1杯だけでいいらしいよ」と伝えられる有用な本になりました。ありがとうほむほむ先生。
(当時のツイート↓)
https://x.com/paddy_joy/status/1316235995688374273
というわけで、オールレトルトでも無問題です。料理が趣味なら止めませんが、そうでないなら他にも子供にやってあげたいことにリソースを割く方が満足度が高いと思います。