中田さん、適性検査のTALテストを受けたことがありますか?初めて受検し相当面食らいました。
よくある問題が
あなたが手に持っても良いと思う卵を次の選択肢から2つ選びなさい。
・殻が剥かれていないゆで卵
・殻が剥かれているゆで卵
・生卵
・ウズラの卵
・卵の模型
・殻が剥かれていて、切って皿に盛り付けられているゆで卵
・殻が剥かれていて、輪切りしたゆで卵
私は事前の情報がなく、ぶっつけで受け、その後ネットで見てどうやらしくじったみたいです。
私が選んだのは卵の模型、殻をむいていないゆで卵で、
殻をむいたものに触るのは衛生上NG、という意識があり選びました。それだとうずらもOKですがここは優劣なく適当です。
解説したブログでは「卵」=人間、あたたかみを感じているかどうか、と解釈されあたたかみのある生卵を扱えるとした人間のほうが高評価の傾向がある、とのことでした。さらに模型を選んだ人はサイコパスという書きようでした。
もちろん正解はなく、筆者も確証もなく書いているのだと思うのですが。
それにしても「持ってもいい」という言葉もいかようも受けとめられるので、そこで他の人が殻をむいた卵を選ぶのが一般的であれば、自分は少数派なのか~と思った出来事でした。
16性格診断も最も少ないと言われる正確でしたし、たしかにKY傾向(読むべきでない空気は読まない、たとえばコンプラ違反の指摘とかして疎まれるタイプ)ですが。
このような適正検査、実際に採用側としてどう活用されているのでしょうか。
またいわゆるKY傾向のある候補者は、ポジションや組織内の割合調整の観点その他の理由から敬遠されることもあるのでしょうか。

中田:‖さん
就職・転職活動で出されるあの手の性格診断、意味不明なんですよね。落書きさせるやつとか。凡そ疑似科学なんじゃないかと疑っていますが、とはいえ落書きは精神鑑定でも使われる手法なので、よほど異常なものを描いたりするとアラートが出たりするのかもしれません。卵問題の「プラスチック」がそれほど異常なのかと言われると全くわかりませんが、仮に選択肢の一つが「腐った卵」とか「中にひな鳥がいるまま輪切りにされた卵」だったりしたら、それを選ぶ人はちょっと相容れないかも、という気はします。
使う側としても、一体何を持って総診断したのか不明なので信用していませんが、とはいえ性格欄を見てこの仕事とフィットしなさそうなことが書いてあれば面接でそこを重点的に確認するような質問はします。たとえば顧客と会話する機会が多い仕事なのに「内向的で話すのが苦手」のようなことが書かれていたら、これまでちゃんと顧客対応ができていたのかを確認したりとか。
ちなみに算数や国語のスコアについては信憑性がかなり高いので、このスコアが低いと警戒します。これも面接の場で、仕事で使う簡単な算数を出してみて確認したりしますね。